活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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仕事のスピード・質が劇的に上がる すごいメモ。

満足度★★★★
付箋数:25

あなたは、何のためにメモを取りますか?

このように質問すると、ほとんどの人が、
「聞いたことを忘れないため」と答えます。

もちろん、人は忘れる生き物ですから、
忘れないようにメモすることは大切です。

しかし、本書の著者、コピーライターの
小西利行さんは、メモに秘められる本当の効果は、
忘れないためのメモでなないと指摘します。

ちなみに、小西さんは、サントリー「伊右衛門」や
「ザ・プレミアム・モルツ」などのCMやヒット商品
を生んだ著名クリエーター。

では、小西さんが言うメモがの本当の効果とは?

それは、「考えるきっかけ」をつくること。

本書は、メモの取り方を説明する本に見えて、
その実態は、「思考術」・「発想術」の本です。

メモをうまく使うと、頭の中を整理し、
新しいアイディアを発見することができます。

ここで前提として、押さえておきたい事実は、
メモは「腐る」ということ。

フルーツや魚が時間が経つと腐って食べられなく
なるのと同様、何の技術もなく取られたメモは
時間が経つと、自分でも意味がわからなくなり、
かえってストレスを生むことになります。

そこで、時間が経っても腐らないメモにするために、
あらかじめ「後で見返す自分がわかるように」
書いておくべきなのです。

メモは未来の自分が「考えるとっかかり」をつかみ、
新しいアイディアを生むために書く。

ここで、もう1つ押さえておきたいポイントは、
未来の自分はあまり信用できないということ。

どんな素晴らしいアイディアを思いついても、
少し時間が経てば、ほとんど忘れてしまいます。

ですから「まったく何も覚えていない未来の自分」
が読み返すことを想定して、メモを書くのです。

タイムカプセルと言うと大袈裟ですが、
未来にそのメモを読み返す自分を想像して書くと、
忘れていた過去のアイディアからも、
新しい価値を生み出すことができるのです。

さて、本書は未来の自分に向けたメモ術として、
3つの方法を説明します。

 未来メモ1 「まとメモ」

  「まとメモ」は、文字通り、メモを使って
  情報をまとめるメモ術。

  乱雑になりやすい情報をシンプルにまとめて、
  使えるメモにします。

 未来メモ2 「つくメモ」

  これはアイディアをつくるメモ術で、新しい発想や
  ビジネスの打開策を考えるときに使います。

  図や絵を多用することで、視覚的に右脳を刺激し、
  新しいアイディアを生み出します。

アイディアに関する必読書とも言われる、
ジェームス・W・ヤングさんの名著、
アイデアのつくり方』の中で書かれていた、
「アイディアとは既存の要素の新しい組み合わせ」
を実践するためのメモ術です。

この「つくメモ」のパートが、「発想術」の本
としての心臓部です。

 未来メモ3 「つたメモ」

  「まとメモ」と「つくメモ」で生み出した内容を
  わかりやすく人に伝えるためのメモ術。

  チームで仕事をする場合や社外の人と連携して
  仕事をする場合など、意思疎通を促進します。

また、本書の巻末には作家・伊坂幸太郎さんと
小西さんの対談も掲載されています。

17ページほどの対談ですが、伊坂さんが作品を
構想するときの手書きメモも載っていますから、
伊坂さんファンは必見です。

この本から何を活かすか?

  「ハードルを設けて、それを超えることをルールに
  すると、アイディアの質は確実に向上します。」

これの考えをメソッドにしたのが「ハードルメモ」。

本書では、思考のルールを生み出し、
人の行動を促す、「ハードルメモ」の型が
紹介されています。

  「それは本当に、◯◯するか?」

例えば、「30代の女性に売れる商品をつくる」と
単純に目標を立てるのではなく、
「それは本当に、30代の女性に売れる新商品か?」
と問いを立てます。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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