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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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なぜヒラリー・クリントンを大統領にしないのか?

満足度★★★
付箋数:15

  「大統領選挙は、熾烈なエゴをさらけ出した
  人間同士の戦いである。権力の座を求める人の
  戦い方は、なりふり構わない。
   “相手を倒し、勝てばよい” のである。
  それは、自分の世界観、求める理想の勝利でなく、
  エゴの勝利なのである。」

2016年11月8日、第45代アメリカ合衆国大統領を
選出する大統領選挙が行われます。

アメリカ合衆国憲法修正第22条によって、
2回を超えて大統領に選出されないので、
今回バラク・オバマさんの出馬はありません。

米大統領選は、日本では考えられないような
ネガティブ・キャンペーンの応酬です。

  「彼らの “ネガティブ・キャンペーン戦略” は、
  人間の常識では考えられない、非常なものである。
  デマゴーグも使われる。容赦しない。
  他の候補にネガティブな攻撃を仕掛け、徹底的に
  叩く。不利なレッテルを貼る戦いなのである。」

著者の佐藤則男さんはニューヨークに
40年以上住むジャーナリスト。

これまで現地で、フォードさん、カーターさん、
レーガンさん、父ブッシュさん、クリントンさん、
息子ブッシュさん、オバマさんと、
7人の大統領が選ばれるのを見てきました。

本書は、日本のメディアがあまり伝えない、
現地で見た、生の大統領選の実態を伝えます。

  「日本の方々に、エゴの塊となり、
  アメリカ大統領という巨大な権力の座を
  目指す戦士たちが繰り広げるすさまじい戦いの
  一端をお伝えしたいと思う。」

まずは、共和党予備選挙で一番注目を集めている
ドナルド・トランプさんについて。

なぜ、トランプさんにこんなに支持が集まるのか?

  「それは、何も決められないワシントンの
  エスタブリッシュメント(体制側)に対する
  アメリカ国民の大きな不満に起因している。
  (中略)トランプ氏の演説を聞いていると、
  大衆、とりわけ知識レベルの低い大衆が
  聞きたいような表現で、人を馬鹿にするような
  セリフを織り交ぜながら、わざと庶民的に
  しゃべるのである。」

そして、本書のタイトルにもなっている、
初の女性大統領を目指す民主党予備選候補の
ヒラリー・クリントンさんについて。

42代大統領のビル・クリントンの妻であり、
彼女自身も非常に有能であることは、
誰もが認めるところですが、あまり米国民から
愛されているという印象はありません。

  「ヒラリーは、政治的にピンチに巻き込まれると、
  巧みな法律用語を使って逃げるのが得意であった。
  優秀な弁護士である。そのまま弁護士を続けて
  いたとしたら、相当な成功を収めていたであろう。
  だが、政治家としては、冷たくて賢すぎるし、
  エリートでありすぎると筆者は思う。
  彼女は “ポピュラー・ヴォート(人気投票)” が
  ものをいう大統領選挙には向かないのではないか。
  これはヒラリーの最大の弱点ではないかと思う。」

また、佐藤さんは大統領選の特徴として、
以下の点を挙げています。

  ・カネまみれの選挙
  ・右と左に真っ二つに分かれた対決
  ・メディアは徹底的にあら探しをする
  ・好感度が勝負を決める
  ・民主党と共和党の泥仕合になる

本書では、これらの要素が、いかにこれまでの
大統領を決めてきたかをレポートします。

また、現在進行形の2016年の選挙については、
ヒラリーさんを主役にして、各候補・政党の思惑を
解き明かし、選挙の行方を占います。

本書を読んでおくと、2016年の選挙戦が
楽しめそうです。

この本から何を活かすか?

私の大好きな米TVドラマに、女性弁護士が主役の
「グッド・ワイフ」があります。

このドラマでは大統領選ではありませんが、
州知事選のネガティブ・キャンペーンの様子が
描かれていました。

「グッド・ワイフ」は、アメリカでは2016年現在、
シーズン7まで放映されていますが、
日本ではNHKがシーズン4でやめてしまいました。

しかし、最近「アマゾンプライム」で、続きの
シーズン5・6(字幕版)が見れることを発見しました。

見ていない方はシリーズ1からどうぞ。おすすめです。

グッド・ワイフ シーズン1 (吹替版)



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