活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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仕事の技法

満足度★★★★
付箋数:23

なぜ、書店には「プロフェッショナルの書いた本」
が溢れているにもかかわらず、現実には
「プロフェッショナルになる人材」が少ないのか?

書店に足を運べば、凄腕の経営者の書いた本や、
プロフェッショナルとしての考え方を説く本が
たくさん並んでいます。

同様にテレビでも、プロフェッショナルの
仕事の流儀などを特集する番組が放送されます。

プロフェッショナルの仕事ぶりは、本や雑誌、
テレビを通じて、容易に知ることが可能です。

しかし、世の中を見渡すと、プロフェッショナルと
呼べる人材はそれほど多く生まれていません。

なぜ、プロフェッショナルの書いた本や記事を
読んでも、プロフェッショナルのインタビューを
聞いても、それだけではプロフェッショナルに
なれないのか?

それは、本や雑誌、テレビで「知識」を
学んだだけで、プロフェッショナルの「智恵」を
掴んだと考えてしまうから。

そもそも「知識」と「智恵」の間には
大きな違いがあります。

「知識」とは、言葉で表せるものであり、
書物で学ぶことができるもの。

一方、「智恵」とは、言葉で言い表せないもので、
経験を通じてしか掴めないもの。

各分野で活躍するプロフェッショナルが、
どれだけ細やかに「仕事の技法」を語っても、
それを言葉にした瞬間、読む人の「読み方」に
よっては、単なる「知識」になってしまうのです。

そして、「勉強のできる人間」ほど、
「知識」を学んだだけで、「智恵」を掴んだと
思い込む「落とし穴」に陥りやすい。

この落とし穴に気づかない限り、
どれだけプロフェッショナルの本を読んでも、
「智恵」としては身につかないのです。

では、どのような「本の読み方」をすれば、
「単なる知識」とすることなく、「深い智恵」
として掴むことができるのか?

本書で田坂広志さんが、提示するのは
次の2つの読書法です。

1つは、「走馬灯リーディング」。

これはプロフェッショナルが書いた本を読む時に
頭の中で「走馬灯」を巡らせ、過去の経験を
「追体験」しながら読む方法。

例えば、プレゼンに関する本を読んだ場合、
自分が過去にやったプレゼンを思い起こし、
本に書かれている内容と照らし合わせながら
1つずつ自省することで、「智恵のヒント」を
掴みます。

もう1つの読書法は、「即実践リーディング」。

これは読んで字の如く、本で読んだ技法や心得を
すぐに仕事の場で実践してみる読書法。

この方法を実践するには、「この技術を掴もう」、
あるいは「この心得を掴もう」という明確な意識を
持って、課題を絞って取り組むことが必要です。

ここでは、本書で田坂さんが語る「読書」に
ついての考え方を紹介しましたが、
本書全般で語られるのは、「仕事の技法」の
根幹である「対話の技法」についてです。

対話には、言葉のメッセージの「表層対話」と
言葉以外のメッセージの「深層対話」の
2種類があり、仕事や生活において、
より重要な意味を持つのが「深層対話」です。

本書では、なぜ「表層対話」より「深層対話」が
重要なのか、そしてどうすれば「深層対話力」を
高めることができるのかを考察します。

田坂さんの他の著書同様、1つ1つ問いを立て、
それに答えながら、「仕事の技法」を
深い智恵として身につける方法に迫ります。

この本から何を活かすか?

相手の真意や本音を感じ取るのが「深層対話力」

言葉で伝わるメッセージと言葉以外のメッセージが
違っていることはよくあります。

例えば、言葉では「大丈夫」と言っていても、
表情には「本当にできるのか?」という不安が
現れている場合など。

本書では、相手の無言の声に耳を傾け、
言葉の奥にある感情や、表情や仕草の変化から
相手の真意や本音を察する力を身につけます。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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