活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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A/Bテストの教科書

満足度★★★★
付箋数:23

  「A/Bテストとは、複数の案のどれが優れて
  いるかを、何度も試行して定量的に決定する
  テスト手法。WebページやWeb広告の
  デザインなどで、よく利用される。」

以上のA/Bテストについての説明は
「IT用語辞典 e-Words」からの引用です。

A/Bテストと言えば、ウェブページまたはアプリに
ついての比較テストを指すことがほとんどです。

本書はタイトルの通り、PCサイト・スマホサイト
両方でA/Bテストをするための教科書。

著者は、世界シェアNo1のA/Bテストツールである
Optimizely(オプティマイズリー)エバンジェリスト
の野口竜司さん。

野口さんは、デジタルマーケティング担当者向けの
講演でA/Bテストについてアンケートを
とったことがあるそうです。

  Q1. A/Bテストをやったことがあるか?
  → 約70%がYesの回答

  Q2. A/Bテストで5%以上効果をアップできたか?
  → 約20%がYesの回答

  Q3. A/Bテストで30%以上効果をアップできたか?
  → 約5%がYesの回答

このアンケート結果からわかることは、
A/Bテストの効果がないということではなく、
間違った方法でA/Bテストを行って、
失敗している人が非常に多いということです。

正しくA/Bテストを行えば、必ず成果は付いてくる。

  「本書を通じてできるだけ多くの人に、
  正しいA/Bテスト手法をマスターしていただき、
  テストを通じた成功体験をしてもらうのが
  本書のミッションです。」

いわゆるサイトの「リニューアル」は、
事前に誰も効果が保証できず、
実際にリリースしないと結果がわからないので、
時代遅れだと、野口さんは指摘します。

お金と時間をかけて開発し、いざサイトを
リニューアルすると、逆に売上が落ちてしまう
こともよくある話です。

勘や経験に頼るリニューアルは、一か八かの
ギャンブルのようなプロセスなのです。

これに対して、A/Bテストは、孫子の兵法にある
必勝パターンに則ったもの。

  「勝利の軍は、まず勝利を得て、それから戦う
  のであるが、敗軍は、まず戦ってみて、
  そのあとで勝利を見いだそうとするのである。」

戦う前に勝ちを確定できるA/Bテストこそが、
勝者の戦い方なのです。

本書では初級者でも分かるように、
正しいA/Bテストのフローに沿って解説します。

 テスト計画
  誰がどこをどれくらいテストするのか? を決める

 テスト作成
  どのようなテストを実施するのか? 具体案を作る

 A/Bテストツールの組み込み
  A/Bテストツールでテストのための設定を行う

 テストの実行
  A/Bテストを実施する

 結果分析
  複数の指標によりテスト結果の評価を行う

 本体サイト反映
  勝ちパターンがわかったら本体サイトへ反映させる

これまでもA/Bテストのやり方を紹介する本は
ありましたが、一冊まるごとA/Bテストに特化して
解説している本は初めて見ました。

300ページ近いオールカラーで、フローだけでなく、
実例を見てわかるように書かれています。

Part3の「すぐに使える実践ワザ」の章では、
実践的なガイドが33個、テスト事例も23個
紹介されていて、具体的にA/Bテストのイメージが
持てる内容になっています。

この本から何を活かすか?

Optimizely(オプティマイズリー)とは、
手間のかかるA/Bテストを、簡単かつ効率的に
実現させる、コンバージョン率最適化のための
統合プラットフォームです。

バリエーション配信型で、ウェブとモバイルアプリの
両方に対応していて、無償版の提供もあります。

Optimizelyのサイトはこちら。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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