活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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5年先のことなど考えるな

満足度★★★
付箋数:22

  「なぜアップルを辞めたのですか?」

前刀禎明さんは、これまで大学生から企業トップ
まで、会う人会う人に、数えられないくらい、
この質問をされてきたそうです。

質問する人からすると、
「あのアップルを辞めるなんてもったいない」
という思いがあって聞いているのでしょう。

前刀さんがアップルに入社したのは2004年。

当時のアップルは、一世を風靡したiMacの勢いも
衰え始め、iPodは発売されていましたが、
まだまだ「オタク向け」のイメージが強く、
売れ行きも芳しくありませんでした。

前刀さんは、状況の良くないアップルに、
本社マーケティング担当バイスプレジデントとして
入社しました。

前刀さんが、アップルに入って与えられた使命は、
これから発売するiPod miniを大ヒットさせ、
アップルというブランドを復活させることでした。

前刀さんは、スティーブ・ジョブズさんに
「3年で結果を出す」と宣言。

そして、iPodが持っていたオタク的な
イメージを廃し、使っていることを誰かに
自慢したくなるようなファッションアイテムとして、
マーケティングを展開しました。

結果は大成功。

それまでの音楽を聞くスタイルを刷新し、
アップルブランドを見事に復活させました。

前刀さんは、アップル日本法人代表という
ポジションも得て、これからiPhoneの発売準備が
本格的に始まる時期に差し掛かりました。

前刀さんは、そんなタイミングであっさりと
アップルを辞めてしまったのです。

ですから「なぜ辞めたの?」と聞く方が、
普通の感覚なのかもしれません。

  「端的にいえば “飽きてしまった” からなんですね。
  今何をしたいか、何に情熱を注げるか、
  あるいは今何をしたくないか。
  僕は、そこに一番こだわってきました。
  いつでも “そこに心が燃える仕事がある” と
  いうことが最優先。自分の心の声に従って、
  セルフ・イノベーションを起こし続けていく。
  アップルに入社したのも、まさにそんな仕事が
  あったからでした。そしてアップルを辞めたのは、
  その仕事が終わったからでした。」

そのままアップルに残って、ストックオプションを
行使したら、一生働かなくてもいいくらいのお金は
労せずして手に入ったといいます。

しかし、それだけの報酬があっても、心躍るような
仕事がなければ前刀さん満足できなかった。

前刀さんが、本書で書きたかったのは、
多くの人には「もったいない」と言われるけれど、
「こういう生き方もあるんだと」ということです。

 ・悩むより楽しもう。
  将来をいたずらに憂うよりも、その瞬間、心が喜ぶ
  ことをしよう。そのような決断の点と点が、
  いつか繋がるときがやってきます。

 ・考えるより感じよう。
  日本人には素晴らしい感性が備わっています。
  頭で考えて答えが出ないなら、その感性に、
  自分を委ねてみましょう。

 ・溜めずに捨てよう。
  やりたくないことは捨てる。できないことは諦める。
  ストレスフリーな生き方はそこから始まります。

 ・嘆くより変えてしまおう。
  イノベーションを生み出し、世界を変える人間は
  何を考え、どう行動するか。

 ・自分の体感を信じよう。
  デジタルよりもアナログ、データよりも体感。
  心が喜ぶ生き方、あるいはイノベーションを起こす
  ための、キーワードです。

本書では、やりたいことをとことんやって、
仕事も人生も楽しむ、前刀さん流の生き方を
紹介します。

この本から何を活かすか?

  「アホらしい、は言い過ぎにしても、惜しいこと、
  もったいないことをしていると思います。」

これは、サードウェーブコーヒーとして人気の
ブルーボトルコーヒーなどを見た前刀さんの感想。

「Bean to Cup」の謳い文句も、「豆からカップ」
という当たり前のことを言っているだけ。

前刀さんは、日本の喫茶店でやっていることを、
ブランディングがうまい米企業が、パッケージ化
して売り出しているだけと指摘しています。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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