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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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成功脳と失敗脳

満足度★★★
付箋数:18

茂木健一郎さんは、成功している人たちに共通する特徴として、
対等なコミュニケーションを実践していることを挙げています。

キャリアや肩書などは気にせず、どんな人でも「ゼロ」から
出発するコミュニケーションです。

本書には、対等なコミュニケーション一例として、
次のようなエピソードが紹介されていました。

アメリカのプリンストンに住む一人の少女がいました。

少女は時々どこかに出かけていくので、母親は不思議に思って、
「あなたはいつもどこへ出かけて行っているの?」と訪ねました。

少女は、数学の宿題の中に解けない問題があって
困っていたときに、近所の112番地に頭のいい人が住んでいる
という話を友だちに聞きました。

少女は112番地を訪ね、宿題を教えてもらえないか頼みました。

するとその人はとってもいい人で、少女が困っていた宿題を
よろこんで説明してくれたそうです。

  「とても親切に教えて下さったので、学校で習うより、
  よくわかったわ。しかもその人は、もし難しい問題があったら、
  またいつでも、いらっしゃいと言って下さったので、
  難しい問題があると教えてもらいにいくのよ。」

母親はこの話を聞いて、心底驚きました。

なぜなら、少女が何度も通っていた112番地の住人というのは、
最近 ノーベル物理学賞を受賞したばかりの、
アルベルト・アインシュタインさんだったからです。

すぐに、少女の母親はアインシュタインさんの所に行って
お詫びをしました。

ところが、アインシュタインさんは次のように言ったそうです。

  「いやいや、そんなにお詫びする必要はありませんよ。
  あなたのお嬢さんと話をすることによって、お嬢さんが私から
  学んだ以上のことを、私はお嬢さんから学んだのですから。」

アインシュタインさんのような天才物理学者が、
近所の女の子に自分の正体を自慢するでもななく、
ましてや偉ぶらないで、このように対等に話していたのが、
茂木さんの言う理想的なコミュニケーションなのです。

さて、本書は「成功脳」と「失敗脳」という切り口で、
茂木さんが脳のちょっとした使い方を指南する本です。

成功脳とは、成功体験を積み重ねるのがうまい脳のことを言います。

自ら設定した目標に向かって、小さな成功体験をすると、
神経伝達物質であるドーパミンが出て脳が喜び、
それが積み重なって大きな成功にたどり着くようです。

それに対して、失敗を恐れて何もチャレンジできない、
うまくいかなければ何かしらの言い訳をしてしまうのが、
典型的な「失敗脳」です。

失敗に対する言い訳は、自分が負けている状態を
安定化させるための「悪魔の薬」と茂木さんは呼んでいます。

  第1章 成功か失敗かは、脳が決めている!
  第2章 成功ルールと報酬は自分で設定しよう
  第3章 フローは、成功脳へ導く最強の武器
  第4章 すべては自分をありのまま見ることから始まる
  第5章 成功脳をつくる習慣を身につけよう

本書では、「失敗脳」から抜け出し「成功脳」の持ち主に
なるための、脳回路の強化法を紹介します。

文字は少なめで、専門性は高くない気軽に読める本です。

茂木さんは、「賢いホームレス」というあだ名を、
有吉弘行さんに付けられたことを気に入っているそうです。

本書には、そんなイメージに合った茂木さんの写真が、
ちょっとうるさいぐらいに、ふんだんに使われています。

この本から何を活かすか?

  「意識高い系」は失敗脳の典型例

意識高い系とは、自分の経歴や人脈を過剰に演出して、
一見すごいように見えて、実はたいした経歴や活動は
していない人のことを言います。

プロフィールだけ盛って現実をごまかして、
いつも真剣勝負せずに回避行動ばかりとっていると、
結局成功体験を積み重ねることができないのです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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