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図解 今すぐ使える! 孫子の兵法

満足度★★★
付箋数:18

著者の鈴木博毅さんから献本いただきました。
ありがとうございます。

本書は、2014年10月に刊行された『実践版 孫子の兵法』を
わかりやすく図解した大判本です。

「孫子の兵法」とは、今から2500年前の古代中国の呉という国で、
将軍だった孫武さんが書き上げたとされる戦略書です。

孫武さんは、「孫子の兵法」の作者と言われながら、
史実は多くなく、今でも議論がなされている存在です。

彼は、紀元前506年の楚軍との戦いで、
みごとな陽動作戦を使い数倍の規模の敵を撃破しました。

さらに進軍して5戦5勝、10日で楚の首都を陥落させて、
照王を逃亡に追い込んだと言われています。

「孫子の兵法」は、そんな軍事の天才である孫武さんが著した、
戦争に勝つための方法が書かれた兵法書。

その兵法書が、これまで長きに渡って、
多くの成功者や経営者たちに読み継がれてきました。

ビル・ゲイツさんや北尾吉孝さんらが、「孫子の兵法」の
熱心な読者であることが知られています。

なぜ、経営者たちは「孫子の兵法」に熱中するのか?

それは、戦争であってもビジネスであっても、
組織を指揮して戦いに勝つことの本質は同じだからです。

  「『孫子』はおもに将軍職を対象に書かれており、
  その立場は現代のビジネスならマネジャー職にあたります。
  リーダーである人物が、会社や組織、チームの中でどのような
  活躍をすべきか。日本、海外を問わず経営者や管理職に
  『孫子』の愛読者が多いのは、単なる兵法ではなく、
  人間という存在への鋭い洞察が含まれているからでしょう。
  人間の本質、それを深く知る者ほど、
  人間で構成されたこの社会では多くの勝利と幸せ、
  そして富を手にしているのですから。」

「孫子」の中で最も有名な戦略思想は、「戦わずして勝つ」こと。
これは戦う前に勝てる条件を、1つでも多く揃えておくことです。

つまり、その条件が揃わないときは、戦いません。

  「勝てる見込みがなければ、逃げることに専念せよ」

これが負けないことであり、最も大切な考え方です。

  「戦争は国家の重大事であって、国民の生死、国家の存亡が
  かかっている。それゆえ、細心な検討を加えなければならない」

状況を冷静に見極め、最大限の準備をしても不利だとわかったら、
勇気を持って、戦わないことを決断します。

そして撤退を決めたら、無駄な損害を出さないために、
逃げることに専念するのです。

この「不敗」に徹するには、「ありのまま」や「無為自然」で
あってはいけません。

情勢に流されてしまうのではなく、勝てないときは潔く退くことを
「定石」として意識して身に付ける必要があるのです。

私は、約1年前に『実践版 孫子の兵法』を読みましたが、
本書を読むことで、その理解がより深まったように思えます。

本書は100ページもありませんから、
内容の濃さではオリジナルの『実践版』に敵いません。

しかし、「孫子の兵法」の考えを人に説明するときなどは、
本書の図解は役に立ちそうです。

もちろん、本を読む時間があまり取れなくて、
「孫子の兵法」のエッセンスだけでも知りたい人にとっては、
こういった図解本はありがたいですね。

この本から何を活かすか?

  勝利の5条件を整える

  1. 彼我の戦力を検討した上で、戦うべきか否かの判断ができること
  2. 兵力に応じた戦い方できること
  3. 君主国民が心を1つに合わせていること
  4. 万全の準備を整えて敵の不備につけこむこと
  5. 将軍が有能であって、君主が将軍の指揮に干渉しないこと

ビジネスでも勝負の前に、この5つの条件を
徹底して整えることが重要なのです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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| 経営・戦略 | 07:23 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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