活かす読書
ikadoku

ビジネス書・ベストセラー本・科学本を中心に13年以上、ひたすら本を紹介し続けるブログ。既に紹介した本は3700冊以上。

仕事力を高めるデジタル文章術

2015年12月18日
文章術 0
満足度★★★
付箋数:21

スマホ、タブレット、パソコンなどで文章を打つときに、
頻繁に起こるのが「変換ミス」。

あまりの不適切な変換に、イラついたり、
笑ってしまうこともあります。

「変換したい」が「変換死体」になったり、
「書く仕事がしたい」が「隠し事がしたい」になったり。

なぜ、変換は思うようにいかないのでしょうか?

日本語の変換には、英語にはない、3つの壁があるようです。

1つ目は、同音異義語が多いこと。

「厚意」と書きたくても、同じ入力で「好意」、「行為」、
「更衣」、「高位」など多くの候補が出てきます。

「ご厚意ありがとうございました」と書くつもりで、
「好意」を選んでしまうと、何か違う感情が入った文章に
なってしまいます。

2つ目は、日本語入力システムが、とにかくなるべく多くの漢字に
変換しなさいというコマンドを受けていること。

「ほんとうにお心のこもったおことばをいただき」と、
なるべく平仮名を使って、たおやかなお礼の文を書こうとしても、
「本当」、「言葉」、「頂き」などは漢字に変換しようとします。

司馬遼太郎さんなど人気作家の方の文章を見ると、
人の気持ちや情景を書くときには、漢語ではなく和語を多用し、
なるべく「かな文字」を使うよう徹底していることがわかります。

気持ちを伝える文章を書こうとするときには、
できるだけ漢字に変換したがる入力システムは、
足を引っ張ることになるのです。

3つ目は、私たちユーザーが、「にほんごのにゅうりょくが」
のように、異なる単語をいくつでも連続して入力することを
当たり前と思い込んでしまっていること。

日本語入力システムによっては、使われる頻度によって、
優先的に表示する仕様になっていますが、
まだまだ、かゆいところに手が届くようにはなっていません。

日本語には、単語と単語がくっつきやすい癒着性があり、
それがデジタルで日本語を書くときの大きな壁に
なっているようです。

本書には、これら3つの壁の特性を理解して、
少しでも変換ミス減らすTIPSが紹介されています。

著者は、日米でベストセラー編集者として活躍した河口鴻三さん。

本書は、伝説的な編集者が、デジタルで文章を書く際の
イライラを解消する方法や、創造性を高めるためのヒントを
惜しみなく公開した本です。

  第1章 書くことの意味はこんなに変わった
  第2章 デジタルの大問題=漢字変換をサクサクやる方法
  第3章 思考スピードの文章術=登録機能を自由発想で使いこなす
  第4章 発想力を高める=置換、検索の本当の威力とは
  第5章 「送らないメール」も縦横に活用する
  第6章 読みやすい文章のトータルデザイン
  第7章 一見トリビアのようでも大事なノウハウ
  第8章 魔法のスマート日記術
  第9章 会社全体でデジタル文章術
  第10章 良い日本語を書くための主語、和語、漢語のマネジメント
  最終章 デジタルにはリスクもいっぱい

個人的には、入力の効率を上げるノウハウよりも、
文書の中の特定の単語を置換して、別の角度から見直す方法などの、
発想系のノウハウの方が使ってみたいと思いました。

この本から何を活かすか?

  ポインターの色は黒に変えて使う

本書では、パソコンのポインタが行方不明にならないように、
「白抜き」から「黒」に変えることが推奨されていました。

とりあえず、私はマウスのポインター設定を「反転色」に
変えました。

デフォルトと反転色で、どちらが快適か試してみます。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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