活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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BCGの特訓

満足度★★★
付箋数:24

ボストン・コンサルティング・グループ(以下BCG)には、
銀行、商社、メーカー、医師、弁護士、会計士など
さまざまなバックグラウンドを持つ人材が集まります。

もともと能力の高い人が集まっているというのを抜きにしても、
BCGの人材は驚くべきスピードで成長すると言います。

入社して1年経つと中堅、2年経つとベテラン、
3年経つ頃には、1段上のポジションの仕事に
チャレンジすることが、求められるようです。

BCGでは、どのようにして超高速で人材を育成しているのか?

その人材育成の秘密を公開するのが本書です。

巷にはロジカルシンキング本やフレームワークの本など、
現役もしくは元コンサルタントがスキルを解説する本が
数多く出版されています。

しかし、本書の著者、BCGのパートナーである
木村亮示さんと木山聡さんは、その手のコンサル本に書かれている
ノウハウは、あくまで「必要条件」に過ぎないと言います。

  「ビジネス・パフォーマンスを上げていくには、
  これらのスキルとは別にBCGが重視している “十分条件” とも
  言える能力が存在する。具体例を挙げれば “必要な問題を
  正しく設定し、それを解く能力”  “結論に基づいて人に
  動いてもらう能力” などが該当する。これらの能力については
  これまであまりオープンにしてこなかった。したがってその
   “十分条件” をどやって身につかることができるのか、
  という成長の “秘伝のたれ” について言語化を試みるのは
  本書が初めてとなる。」

本書で公開される1つ目の成長の方程式は、しっかりとした
土台になる「マインドセット」を持った上で、個別のスキルを
身につけ、その使い方を磨くこと。

「他者への貢献に対する強い想い」、「折れない心」、
「原因自分論を持てる素直さ」の3点が、
本書で示される成長に必要なマインドセットです。

2つ目の成長の方程式は、正しい目標設定と正しい自己認識を
持つことです。

成長とは、目指す姿と現状のギャップを埋めること。

正しい目標設定と正しい自己認識がないまま、
やみくもに頑張っても必要な成長は成し遂げられません。

これまで培ってきた無意識の思考のクセも意識化して、
コントロールすることが大切のようです。

以上の2つの成長の方程式を踏まえた上で、
本書では「成長を加速させる鉄則」が示されています。

  鉄則1 スイッチ “オン” の時間を増やす
  鉄則2 自分の「目を肥やす」
  鉄則3 自分の行動を「分解」する
  鉄則4 とにかく実践する、変化する

超高速で成長するためには、「量」と「質」を同時に満たす
必要がありますが、鉄則1は量を増やすもの、
鉄則2、3、4は質を高めるものです。

そして、本書が最終的に目指すのは、
成長をPDCAで「自動化」することです。

秘伝のたれは、簡単に真似できないからこそ秘伝のたれ。

本書では、その簡単に真似できない秘伝のたれをつくる際に必要な、
精神や考え方を学ぶことができます。

あとは、本書のレシピに沿って試行錯誤を重ねることが、
自らの成長を速めることになると思います。

この本から何を活かすか?

  「 “今” 優秀なのではなく、自分で環境変化に合わせて
  成長し続ける人材になることが重要」

即戦力が必要とは言われていても、本当に必要なのは、
今はまったく予測もできない環境に変化したとしても、
その環境に自分を変化させていく力です。

本書は高速で成長することを目指す本ですが、
このように高い目標を持って、長期で成長する視点も
欠かしてはいません。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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