活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

PREV | PAGE-SELECT | NEXT


≫ EDIT

社員が自主的に育つスゴい仕組み

満足度★★
付箋数:15

規模の大小を問わず、ほとんどの企業が「人材育成」に
力を入れたいと思っています。

実際に社内研修のプログラムを組み、外部研修も取り入れ、
OJTを仕組み化するなど、人事育成にエネルギーを割いている
企業も多いことでしょう。

しかし、本書の著者、人材育成と人事制度改革のプロである
末永春秀さんは、その前にやるべきことがあると指摘します。

それは、現状において「人材が伸びない理由」を探る作業。

人材育成の上での阻害要因を明確にし、できるだけその要因を
取り除くことです。

末永さんが、これまで30年以上に渡り、人事コンサルティングを
行ってきて気がついたことは、人材が伸びない理由の多くは、
「経営者自身の言動」にあるということです。

人材育成に熱心に取り組もうとする経営者ほど、
自身にその原因があることに、気づいていないのです。

末永さんは、本書で「人が育たない組織」の経営者が持つ、
15の共通点を挙げています。

  1. 経営理念の重要性を強調するが自ら実践する姿勢がない
  2. 人材育成を抽象的に語るだけで指針も仕組みもつくっていない
  3. ついつい感情的に叱るだけでフォローもせずを繰り返している
  4. 人材育成に継続性がなく、その場しのぎが続いている
  5. 自己改善の姿勢がなく他責になっている
  6. 社員への接し方が好き嫌いや相性に左右され公平さがない
  7. その仕事をする目的を示せず、こなすだけの仕事になっている
  8. 愛情の注ぎ方がわからないので心が通じない
  9. 自分は尖ってここまできたのに、幹部や社員が尖ることを嫌う
  10. コミュニケーションが極めて少なく、あっても対話にならない
  11. 自分に甘くまわりに厳しいので信頼されない
  12. 人事面接が、過去の追求ばかりで未来思考が全くない
  13. 得意・不得意こそ人の個性であることを理解できない
  14. 人材育成にじっくり取り組む辛抱さがない
  15. 人間観や魅力が乏しく「この人のために」という人望がない

本書は、「経営者」が自社の社員育成のために読む本であり、
少なくとも人事制度改革に携わる立場の人が読む本です。

  「本書では、どんな業種でも効果を発揮する社員育成の
  仕組みづくりについて具体的に解説します。また、経営理念を
  浸透させるにはどうしたらよいのか、効果的な人事面接とは
  どういったものかといったことの事例もふんだんに盛り込みました。
  本書を読んだ経営者の皆さんが、優れた人材を育て、
  社員の活気が満ち溢れる会社をつくりあげることができれば、
  これにまさる喜びはありません。」

メインテーマは社員が自主的になる「人事制度」の作り方です。

末永さんの会社が制定する「全従業員幸福人事」という制度を
モデルとして解説します。

これは人間性をベースに利他的な心を持った人材を育てることを
目標とした、従来の人事制度を超える理想的な制度です。

実際にどの程度機能するかどうかはわかりませんが、
従業員側としてもそんな制度のある企業に
勤めたいと思えような制度ですね。

ただ、私は組織のリーダーが人を育てる本を期待していたので、
その意味では違った内容の本でした。

あくまで経営者向けに書かれた本で、上司が部下の自主性を
発揮させ育てる類の本ではありませんでした。

この本から何を活かすか?

自主性こそが生産性を高める最大のポイント

  「自主性があれば、自分から仕事のやり方をこう変えようと思い
  行動します。お客様のために新たな仕事を考え出します。
  自分が軸になって、お客様や同僚とも、仕事、市場、社会とも
  正面から向き合うようになるのです。こうした個々人の
  自主性ある行動にチームワークが加われば、その組織は最善の
  組織になるはずです。」

人事制度とは別に、上司が部下の自主性を引き出すことが、
チームの士気を上げるためには、必要不可欠だと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加

| 組織・社内教育・コーチング | 10:04 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://ikadoku.blog76.fc2.com/tb.php/2596-d873f886

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT