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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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アウトプットの質を高める 仮説検証力

満足度★★★
付箋数:24

ビジネスでは、様々なアウトプットが求められます。

会議で使う資料や報告書、企画書、提案書、
プレゼンテーションで使うスライドなどが、
頭を使って作り上げるアウトプットの代表例です。

本書では、このようなアウトプットを一本の木に喩えています。

  枝葉 : アウトプットの見せ方
  果実 : アウトプットを実行した結果
  幹 : 最終的に伝えたいことを一言でまとめたもの
  根 : アウトプットの材料(裏付け)

これらの中で、中心となる最も重要な部位が「幹」です。

  「アウトプットの幹とは、裏付けで示した内容の70%程度を
  カバーした上で、そのエッセンスを一言でまとめたもの」

この「幹」をしっかりさせることが、
アウトプットの質を高めることに他なりません。

本書では、次の2つの条件を満たすものが、
質の高いアウトプットと説明されています。

  条件1:具体的な行動を喚起できるものであること
  条件2:納得できる根拠があること

この2つの条件を満たしたアウトプットを行うために
必要なのが、「仮説と検証」の繰り返しです。

本書では、ビジネスの現場で実践できる仮説の立て方と、
その検証方法を丁寧に解説しています。

  第1章 アウトプットの質を高めるとは
  第2章 事実・データから仮説を立てる
  第3章 裏付け補強型の検証で仮説を強くする
  第4章 実験で仮説の精度を高める

著者は、HRデザインスタジオ代表の生方正也さん。

人材開発や組織改革に関するコンサルティングを行う傍ら、
仮説思考やロジカルシンキングなどの指導も行っている方です。

  「この本は、 “仮説と検証” の手法について体系的に
  まとめたものです。特に検証の部分に関しては、これまでの
  刊行物を見ても、具体的にどんな流れを進めていくのかを
  整理したものがほとんどありません。
  そこで、自分なりにその考えを整理し、アウトプットとして
  まとめ、修正することを繰り返してきました。
  まさに、この本でお伝えした “仮説を立て、検証すること” を
  地で行ったようなものです。」

仮説・検証は、一度仮説を立てて検証して終わり
というものではありません。

検証によって仮説を修正しながら、更にその仮説の根拠となる
データを集めて検証するサイクルを繰り返します。

本書では、その繰り返しの部分まで、詳細に解説しています。

また、検証をすればするほど、仮説の精度は上がっていくことは
事実ですが、いつまでそれを続けるかも考えどころです。

本書では、いつまで続けるかの判断の基準として、
「時間」、「仮説がもたらすインパクト」、「情報入手の容易さ」の
3点を挙げています。

このように本書は、机上のノウハウを伝えるだけでなく、
ビジネスの現場で優先される、費用対効果の視点も
重視しているのが一つの特徴です。

この本から何を活かすか?

集めたデータを整理して要約しただけでは、
仮説になりません。

仮説を立てるには、2つの「問いかけ」が必要です。

まず、データに対して、「だから何なの?(So What?)」の
問いかけを行い、仮説を立てます。

次に、そこで言えたことに対し、
「なぜその仮説は妥当だといえるのか?(Why?)」を
問いかけて、逆側からのチェックを行います。

一般的に「Why?」の問いかけが甘くなるので、
注意すべきと、本書では説明されていました。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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