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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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スタンフォードのストレスを力に変える教科書

満足度★★★
付箋数:24

あなたの「ストレス」の捉え方は、次のどちらに近いですか?

  A.ストレスがあると、パフォーマンスや生産性が低下し、
   学習や成長が妨げられる。また、健康や活力が損なわれるので、
   できるだけ避けるべきだ。

  B.ストレスがあったほうが、パフォーマンスや生産性が向上し、
   学習や成長に役立つ。また、健康や活力の向上にも役立つので、
   利用すべきだ。

今の世の中で、まったくストレスを感じずに生きていくのは
なかなか難しいことです。

そして、大きな心労を抱えると、それが精神や肉体へも影響し、
ひどい場合は病気になると考えられてきました。

「ストレスは敵」、「ストレスは避けるべきもの」、
「ストレスは軽減させたり発散する必要があるもの」と
見なすのが一般的でしょうか。

しかし本書では、ストレスは敵にも見方にもなると指摘します。

最も重要なことは、ストレスの捉え方。

「ストレスは悪いもの」と考えた場合には、実際に健康にも
悪い影響を及ぼし、「ストレスは良いもの」と考えた場合には
逆に良い影響を及ぼすようです。

本書の著者は、『スタンフォードの自分を変える教室』が
ベストセラーになったケリー・マクゴニガルさん。

マクゴニガルさん自身も以前は、ストレスは避けるべきものと
考えていたそうですが、アメリカで行われたある研究結果を
知ってその考え方が変わりました。

それは3万人の成人を対象に行われた研究で、次の質問を行い、
その8年後に、追跡調査を行いました。

  「この1年間でどれくらいストレスを感じましたか?」
  「ストレスは健康に悪いと思いますか?」

追跡調査でわかったことは、強度のストレスを感じていた人の
中でも、死亡リスクが高まったのは、「ストレスは健康に悪い」
と考えていた人だけでした。

実は、強度のストレスを感じていても、それを「健康に悪い」と
感じていなかった人は、ストレスを感じていない人よりも
死亡リスクが低かったのです。

この研究結果を知って、マクゴニガルさんは自分の役割を
捉え直しました。

  「健康学者としてのわたしの目標は変わりました。
  わたしはもう、みなさんのストレスをなくすためのお手伝いを
  しようとは思っていません ― それよりも、みなさんが
  ストレスに強くなるためのお手伝いをしたいのです。
  それがまさにストレスの新しい科学が示していることであり、
  本書の目的でもあります。」

ストレスを悪いものと考えず、うまく付きあって行くと、
レジリエンスも鍛えられるということです。

本書では、スタンフォード大学の「ストレスの新しい科学」の
講座と同様に3つのステップで進みます。

  1. ストレスの新しい考え方を学ぶ。
  2. 新しい考え方を取り入れ、実践するためのエクササイズを行う。
  3. ストレスについて自分が学んで実践したことを、
   ほかの人たちと分かち合う機会を持つ。

本書で紹介されるのは「ストレスを見直す」エクササイズと
「ストレスを力に変える」エクササイズの2種類。

これらを実践しながら、逆境や困難、強いストレスに直面しても、
それを自分の成長に変える力を身につけていきます。

この本から何を活かすか?

こちらは、2013年にマクゴニガルさんが行ったTEDでの講演、
「ストレスと友達になる方法」です。



Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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| 心に効く本 | 08:28 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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