活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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判断力の基本

満足度★★★
付箋数:23

あなたは、仕事上で「判断」を下すのが得意な方ですか?

ビジネスでは、限られた時間、そして十分な情報がない中で、
判断を迫られることが多々あります。

しかし、考えて判断したつもりが、後から振り返ると
誤った判断をしていることがあるものです。

本書では、判断に成果が伴わない人の特徴として、
次の3つを挙げています。

1. すぐに判断を下そうとする

  判断にはスピードが大事ですが、必要なプロセスを取らずに、
  問題を見つけたら、思いつきや、思い込みだけで即判断すると、
  失敗する確率が高くなります。

2. あいまいな判断をする
  
  このタイプは、頭の中では明確な判断をしているにも関わらず、
  伝え方があいまいなために、相手に伝わりません。
  そのため、伝えた方と伝えられた方では、結果の相違が起こります。

3. 他人に影響されやすい

  根拠があって判断しているのに、自分の判断に自信がないため、
  他の人の判断の方が正しいと思い、あっけなくその考えに
  乗り換えるタイプです。

2番のタイプは伝え方の問題ですが、1番と3番の失敗は、
判断の軸を持ち、正しいプロセスを身につけることで解消できます。

その訓練をするのが「インバスケット・トレーニング」。

インバスケットとは、未処理箱のことです。

もともとアメリカの空軍で生まれたトレーニングツールで、
制限時間内に架空の役職・人物になりきり、多くの未処理案件の
処理をおこなうビジネスゲームです。

あなたのメールボックス内に20通の未読メールがあり、
それらすべてに適切な判断を下して、1時間以内に返信する
というイメージです。

本書の著者、鳥原隆志さんは日本のインバスケットの第一人者。

株式会社インバスケット研究所を設立して、国内だけでなく、
海外でもインバスケットの普及活動を行っています。

本書は「判断力検定試験(インバスケット検定)3級」の
公式テキストで、過去に出題された問題が掲載されています。

判断力を鍛えたい方や、インバスケット思考に興味がある方に
ターゲットを絞った内容になっています。

インバスケットにおいて、より早く、正確に判断するためには、
次の4つのプロセスで考えます。

1. 優先順位を決める

  最初にしなければならないのは、何から判断すべきかを決めること。
  1つの案件だけを見て、その案件に関してだけ正しい判断を考える
  スタイルでは、全体を通してみると良い判断ができないのです。

2. 判断のタイミングを見る

  今判断しなければならないのか、それとも後で判断してもよいのか、
  それを判断するために、タイミングを見極めます。

3. 判断の適任者を決める

  実務上ではすべて自分が判断をしようとするのは間違った判断です。
  上司でも部下でも、一番良い判断ができるのは誰かを考えて、
  適任者を決定します。

4. 適切な判断の「箱」に入れる

  最後に判断を下すわけですが、ここではYesかNoを決めるのでは
  なく、7つの「判断の箱」のどれに入れるイメージで決めます。

  判断の箱は、「延期」、「承認」、「無視」、「拒否」、
  「保留」、「一任」、「条件付き承認」の7つあります。

この本から何を活かすか?

  「実は本書に掲載しているインバスケット問題は、
  本来のインバスケット問題ではありません。今回の問題には
  選択肢が用意されていましたね。本来、インバスケットには
  選択肢はなく、ご自身でどのように処理されるか、
  どのように判断するかを記述する形式です。」

本書はインバスケットの入門編のため、選択形式になっていますが、
本当の判断力には、自ら選択肢を作り出すことも求められます。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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| 問題解決・ロジカルシンキング・思考法 | 08:51 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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