活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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だれもわかってくれない

満足度★★★★
付箋数:24

あなたは、人から誤解されることは多くありませんか?

ニコニコしているつもりなのに、人からは不機嫌に見られる。
一生懸命やっているのに、熱意がないと思われる。
相手のためにアドバイスすると、いつも批判的だと言われる。

誰も自分のことをわかってくれない・・・・。

これは、人と関わって生きていく以上、
多かれ少なかれ誰もが感じることです。

残念なことに、私たちは、自分が思っているように、
他人は見てくれません。

なぜ、そのような「誤解」が生じるのでしょうか?

本書は、この疑問に科学的に答え、その対処方法についても
言及した本です。

  「本書の目的は、 “他の人が自分を実際にはどのように
  見ているかを理解し、言葉や行動を(必要なら)変化させること
  によって、自分が本当に送りたいと思っているシグナルを
  発信するための方法をお伝えすること” です。
  私たちの誰もがついつい犯してしまう誤りと、
  それをどうなくすかについて述べます。」

著者は、社会心理学者で米コロンビア大学ビジネススクールの
モチベーション・サイエンスセンター副所長を務める
ハイディ・グラント・ハルバーソンさん。

実は、私たちは自分で思っているほど、
自分の情報を周りの人には発信していません。

しかも、私たちは次のような思い込みをしています。

  ・人が自分を客観的に見てくれるという思い込み
  ・自分が自分を見るのと同じに、他人も見てくれるという思い込み

自分では情報発信していないのに、他人はわかってくれると
思い込んでいますから、認識のギャップはより大きくなります。

私たちの脳は、他人を見るときに、
できるだけエネルギーを使わず理解しようとする特性があります。

そのため、多くのショートカットや憶測を使います。

この中で最も強く作用するのが、見ると予想していることだけを
見てしまう「確証バイアス」です。

更に、私たちは認識を歪める3つのレンズを通して、
他人を見ているようです。

それが、「信用レンズ」と「パワーレンズ」と「エゴレンズ」です。

これらのレンズを通して他人を見ていると、焦点がズレて
しまうため、ある特定の部分だけがハッキリ見えてしまったり、
本当は見て欲しいところが、ぼやけて見えなかったりするのです。

加えて、見る側のパーソナリティも人の見方に大きく影響します。

依存心と不安感の強い人と、回避的でよそよそ強い人では、
そもそも他人の見方自体が違っているのです。

これらの前提がわかった上で、相手にもっと自分を正しく
見てもらうための工夫が必要があると、ハルバーソンさん言います。

本書では他人から誤解されないための2つのアプローチが
示されていました。

1つ目は、自分に対する印象が間違っているという証拠を
山のようにみせること。

どんなに相手の脳が、認知的なエネルギーを倹約しようと
していても、無視できないくらい圧倒的な証拠を示すのです。

これには、結構思い切った行動も必要となります。

もう1つの方法は、相手が意見を修正したくなるよう仕向けること。

相手の平等で公正でありたいという意識に働きかけたり、
相手の成功にとって欠かせない存在になるような関係性を作ります。

いずれにしても、人から正しく理解してもらうためには、
忍耐と努力と慎重な計画が必要なようです。

この本から何を活かすか?

  「エゴレンズ」は自分が優位になるようにものごとを見てしまう。

相手の「エゴレンズ」に対処する方法は次の3つです。

  1. 相手を脅かさないように謙虚に振る舞う
  2. 相手を肯定する気持ちを伝える
  3. 共通点を探して、「あいつら」から「自分たち」へ立場を変える

エゴレンズは自分を守るために必要なレンズですが、
これが相手にも働いていることを認識しておく必要があるのです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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