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最強のリーダー育成書 君主論

満足度★★★
付箋数:22

著者の鈴木博毅さんから、献本いただきました。
あがとうございます。

本書は、『君主論』からリーダーのあるべき姿を学ぶ本です。

『君主論』とは、1500年代にイタリアのルネサンス時代の
政治思想家ニッコロ・マキアヴェリさんによって著された本です。

マキアヴェリさんは、歴史上の君主や君主国家を分析して、
君主はどうあるべきか、どんな力量が必要であるかを論じました。

『君主論』は、リーダーのための非情の書とも言われ、
目的のために手段を選ばないことを「マキアヴェリズム」と
呼ぶのも、マキアヴェリさんの政治思想に由来しています。

  「ところが詳しく『君主論』を読み進むと、別の側面があるのに
  気づきます。この書には、マキアヴェリの正義と理想が
  密かに込められているのです。彼は祖国イタリアを救ってくれる
  英雄としての君主を待っていました。
  乱世の時代に、リーダーは理想を実現するためにあえて冷酷になれ。
  『君主論』は、よき君主が乱世を救い、戦い抜くための
  武器でもあるのです。」

権力や地位のある人だけに必要な本と思われている『君主論』を、
本書では一般のビジネスパーソン向けのリーダーシップの本として、
捉え直しています。

マキアヴェリさんが生きた時代が乱世なら、
現代も違った意味での乱世です。

そんな困難な時代に必要なのが、君主の資質を持ったリーダーです。

  序章 大切なものを守りたければ「君主」になろう。
  第1章 ケチであれ 冷酷であれ 自ら仕掛けよ
  第2章 力を求め、力を愛せ
  第3章 悪を学んで正義を行え
  第4章 誇り高き鋼の精神を養う
  第5章 運も人も正しく支配する

本書の中で、私は注目したのは、「冷酷さ」は、
リーダーが養うべきスキルであるという点です。

これは、優しさより冷酷さがいいということではありません。

過剰な優しさや人情は、時には決断できない優柔不断さに
つながり、事態を余計に混乱させることがあります。

リーダーには、必要な時に冷酷になることも必要なのです。

特に、過ちを見ても、勇気を持って罰することができなければ、
組織から秩序や統率が失われてしまいます。

『君主論』では、古代ローマ時代の2人の英雄を比較しています。

1人はカルタゴの将軍、ハンニバルさん。

ハンニバルさんの軍隊は、多くの人種が混在しており、
異郷の地で戦っていたにも関わらず、1度も内輪もめや反乱は
起こらなかったそうです。

これに対比されるのは、ハンニバルさんを倒し戦争を集結させた
ローマの名将スピキオさん。

スピキオさんは、軍事的な天才でしたが、並外れた温情により、
部下を処罰しなかったため、謀反が起こったそうです。

国や時代は異なりますが「泣いて馬謖を斬る」に
通じるところがありますね。

本書を読むと、改めて『君主論』が500年もの間、
読み継がれている理由がわかります。

  「悠久の歴史と偉人たちの盛衰から、生き方の真髄を汲み取った
  『君主論』。そのエッセンスは、きっと今のあなたに救いの手を
  差し伸べてくれます。
  500年間、リーダーに力と統治力を与え続けた書籍なのですから。
  世界中の人々が運命と戦うために、読み継いできた書籍なのですから。」

この本から何を活かすか?

本書の巻末付録には「超訳 スッキリ読める『君主論』」が
掲載されています。

『君主論』の内容が30数ページにまとまっているので、
10分程度で読むことができて、非常に有り難いですね。

個人的には『君主論 (まんがで読破)』もオススメです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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