活かす読書
ikadoku

ビジネス書・ベストセラー本・科学本を中心に13年以上、ひたすら本を紹介し続けるブログ。既に紹介した本は3700冊以上。

サブプライム後に何が起きているのか

2008年05月26日
経済・行動経済学 2

サブプライム後に何が起きているのか (宝島社新書 270) (宝島社新書 270)
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(2008/04/09)
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満足度★★★

危機は去ったのか?

現在、サブプライム問題に端を発した金融危機については、
専門家の間でも、峠を越えたとの見方と、
これからが本番との見方に分かれています。

この本の著者は、「サブプライム問題とは何か」を書いた春山昇華さん。

本書は、その続編です。

前作では、問題の起こった背景や、何が起こっているかの解説に
焦点を当てて、書かれていました。

今回は、その後に登場した「モノライン」や「国富ファンド」
の解説をはじめ、再証券化の仕組の詳しい図解、
更には、春山さんの予想するアメリカと日本の将来の展望まで、
踏み込んで書かれています。

全般にわたって、非常に丁寧に解説されていて、
モノラインや再証券化の仕組は、これ以上分かり易く説明できない
と思えるぐらい、平易に書かれています。

ただ、仕組の解説については、他の本やメディアでも
数多く解説されていますので、本書の読みどころは、
過去の覇権国の歴史を振り返りながら、アメリカの将来と
次の覇権国を占う部分だと思います。

  「歴史のセオリーからすれば、アメリカの資金と技術によって
  開発され発展をとげる国・地域が、次の覇権国となる。
  しかも、アメリカが巻き込まれている混乱から、何らかの要因で
  隔離されている利点を有している国のはずだ。」

このような条件を挙げ、春山さんが予想する次の覇権国は、

  本命:中国
  対抗:イスラム圏

となっています。

本書の予測を踏まえた上で、
「自分ではどう考えるのか?」と自らの頭を使って
思考を重ねていくことが、大切なのかも知れませんね。

この本から何を活かすか?

春山さんが次の覇権国の候補に
「イスラム圏」を挙げていたのは、私には新鮮でした。

とうより、私はイスラム圏の経済や金融に疎く、
本書でも多少解説がありましたが、
もう少し詳しく知るために、別の文献を読む必要を感じました。

ちょっと参考になりそうな本を探して、読んでみようと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.  

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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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やまさき

イスラムパワー

ikadokuさん、こんにちは。

ここ数日読者に仲間入りさせて頂いた1970年生やまさき
です。ikadokuさんの仰る通りイスラムは興味深いですね。

イスラムのお金の使い方(投資の仕方)には一定の法則
があって宗教的にある分野には絶対に投資しないという
のをどこかで聞いたような気がしますが、忘れてしまい
ました(笑)。

私は37なのですが、5年後ぐらいにはうまくセミリタイヤ
したく、起業したてです。勝手ではありますが人生の参考
にさせて頂こうと思っております。

ある意味梅田望夫さんのロールモデル的感覚です(笑)。

ちなみにジム・ロジャースをググった際にikadokuさんの
活かす読書に巡り合った次第です。

人生の先輩として今後ともよろしくお願い申し上げます。

2008年06月12日 (木) 12:26

ikadoku

やまさきさん

少しでも、やまさきさんの参考になる部分があれば、
私としても嬉しい限りです。

5年後にセミリタイヤ。

目標にした時点で、かなり実現に近づいているのでは
ないでしょうか。

2008年06月13日 (金) 14:22