活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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本を読む人だけが手にするもの

満足度★★★
付箋数:24

教育改革実践家の藤原和博さんが2013年に出した
藤原和博の必ず食える1%の人になる方法』では、
「100人に1人の人材」を目指せと書かれていました。

「100人に1人」は難しくても、「10人に1人」なら、
次の3つの条件をクリアするだけで、意外と簡単になれるようです。

まず第一段階は、「パチンコをするか、しないか」。

パチンコをする人と、しない人の決定的な違いは、
時間をマネジメントする発想があるかないかです。

パチンコをしないというだけで、2人に1人の人材になれます。

次の第二段階は「ケイタイゲームをするか、しないか」。

これもタイムマネジメントの問題。

ケイタイゲームをしないことでも、2人に1人の人材に
なれるので、パチンコに加え、ケイタイゲームもしなければ、
1/2×1/2=1/4で、4人に1人の人材になれます。

そして、第三段階はパチンコやケイタイゲームで
浪費しなかった時間で「読書をするか、しないか」。

ここで、読書をすると、更に2人に1人の人材になれるので、
1/4×1/2=1/8で、8人に1人のレアな人材になれます。

これが大雑把に言うと、およそ10人に1人の人材というわけです。

ところで、浪費しなかった時間で、読書をすることが、
最も良い選択肢なのでしょうか?

昔から、私たちは親や先生に「本を読みなさい」と
言われ続けてきました。

なぜ、本を読むことがいいことなのか?

それを考えるのが、本書のテーマです。

藤原さんは、成熟社会だからこそ、本を読む意味があると言います。

成熟社会とは、20世紀型の「みんな一緒」という時代から、
「それぞれ1人1人」に変化した時代。

それぞれが自分のオリジナルの幸福論を持つ時代です。

  「自らの幸福論を構築していくためには、幸福論を紡ぐための
  教養が必要である。しかし、そうした教養は学校では
  教えてくれない。 “それぞれ1人1人” の幸福をつかむための
  軸となる教養は、自分で獲得しなければならない。
  そのためには、読書が欠かせないというところに行き着くのだ。」

読書は、教養を磨くものであり、人生の糧となる。

だとすると、歴史的名著や古典を読まなければならないのか?

藤原さんは、特に古典に親しむべきといった考えではなく、
普通の小説、エッセイ、ビジネス書、ノンフィクション、
伝記、ドキュメンタリーなど、ジャンルを問わず、
何をどう読むかは自由に考えればいいと言ってます。

ちなみに、藤原さんは小学生の頃に初めて読んだ
学校の課題図書の「名作」が、あまりに暗く、面白くなかったことが
トラウマになって、大人になるまで読書習慣を失っていたそうです。

また、ベストセラー本を読む価値がないと言う方もいますが、
藤原さんにはそういった拘りはありません。

  「本に対する鑑定眼を磨く方法はあるのだろうか。
  3000冊以上を読んできていえるのは、どのようなジャンルでも
  いいから、数にあたることが大切だと思う。
  結論。なんのことはない、数が勝負なのだ。」

面白いと感じる本は、年齢や経験と共に変化します。

私も昔苦手だった本が、たまたまKindleで配信されていたことで、
読んでみると、思いのほか、面白かったことがあります。

まずは手にとって読んでみて、面白ければ読み続け、
面白くなければ途中でやめる。

無理をしないことが、読書を習慣とする第一歩でしょうか。

この本から何を活かすか?

巻末には藤原さんの薦める「これだけは読んでほしい」
50冊が掲載されていました。

肩肘張らずに読める本が紹介されている印象です。

こういった読書の有用性を説く本には、オススメ本リストが
載っているのが定番ですが、ほとんどの方のリストには、
サイエンス系の本が入っていません。

サイエンス系の本を推すのは成毛眞さんだけですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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