活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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トヨタの段取り

満足度★★★
付箋数:21

  「一般的な段取りの目的は、 “ムダをなくす”
   “スピードを上げる”  “計画通りに進める” といったものが
  あります。しかし、 “トヨタの段取り” は・・・・

   “(ムダをなくす)+仕事の付加価値を高める” 、
   “(スピードを上げる)+ベストタイミングで仕事を終らせる” 、
   “(計画通りに進める)+問題点を見つけ、仕事の質を高める” 、

  そう、 “トヨタの段取り” は、付加価値の高い成果を出すための
  ビジネスツールなのです。」

本書はベストセラーになった『トヨタの片づけ』をはじめとする
トヨタシリーズの1冊。

著者は、個人ではなく、(株)OJTソリューションズという会社です。

この会社は、2002年にトヨタ自動車とリクルートグループによって
設立されたコンサルティング会社です。

トヨタに40年以上務めた技術者がトレーナーとして在籍し、
トヨタ時代の現場経験を活かし、人材育成、現場づくり、
会社づくりを支援しています。

OJTソリューションズの顧客企業は、製造業だけではありません。

他にも食品業、医薬品業、金融業、自治体などにも、
そのノウハウを提供しています。

ですから、本書の段取りの技術は、どんな業界でも、
もちろん工場で働く人、オフィスで働く人を問わず、
仕事の生産性を上げるために活用可能です。

さて、段取りをする上で、最も重要な1つが「ムダ取り」です。

トヨタには、仕事のムダを発見する視点として、
「7つのムダ」という考えがあります。

いずれも用語は、製造業の現場で使われるものですが、
オフィスワークにおいても同しようなムダが発生しています。

  1. 手持ちのムダ
   データの取りまとめが遅れて、企画書作成に着手できないなど。
  2. 加工のムダ
   社内の資料であるにも関わらず、不必要な装飾をしてしまうなど。
  3. 在庫のムダ
   貯めこんでしまった仕事や、不必要なデータなど。
  4. 動作のムダ
   デスク周りが整理できていなく、資料をとるのに時間がかかるなど。
  5. 運搬のムダ
   必要がないのに何度も上司に情報確認するなど。
  6. つくりすぎのムダ
   3製品分でよい詳細資料を10製品分作成するなど。
  7. 不良・手直しのムダ
   やり直しや修正が必要な仕事や、先週と同じミスをするなど。

日常的に、これら7つの視点から見て、ムダをなくすことを習慣に
していると、驚くほど生産性が上がっていくようです。

また、私が本書のトヨタ段取り術で意外だと思ったのは、
「仕事はギリギリまで」着手しないという考え方です。

仕事はできるだけ早く取りかかるべきというのは、
必ずしも正解ではないようです。

トヨタでは、まず仕事を「主作業」、「付随作業」、
「ムダ・例外作業」の3つに分類します。

次に、この中から「ムダ・例外作業」を削減します。

そして、「主作業」に合わせて、それ以外の「付随作業」を
同時に行えるように、仕事の流れを「直列」から「並列」に
並べ変えます。

最後は、デッドラインが決まったら、できるだけ締め切りに
近いタイミングで着手できるように段取りを組みます。

これは、早めに仕上げて寝かせておくのではなく、
必要なタイミングで必要なだけつくるトヨタ方式の
「ジャスト・イン・タイム」の考えに拠るものです。

この本から何を活かすか?

  資料は「プロセス」を見せる

トヨタでは、資料をA3用紙1枚にまとめる文化があるようですが、
その中でも必ず「思考のプロセス」がわかるようにまとめます。

たった1枚の資料でも、このプロセスがわかるように書かれていると、
仕事の引き継ぎの際に、全体の動きがリアルに伝わるようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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