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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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イーロン・マスク 未来を創る男

満足度★★★
付箋数:24

  「ゲイツとジョブズの2人を掛け合わせてバージョンアップ
  したのがマスクだ」

  「イーロンは技術に造詣が深く、しがらみや常識に
  とらわれずに大きなビジョンを掲げる。
  そして長期にわたって何かを追求する決意がある。
  加えて、ジョブズが得意とした天性の消費感覚を持っている。
  自分の専門外で優秀な人材を引っ張ってくる才能はビルに近い。」

  「ジョブズと同じで、イーロンも三流、四流の人間が苦手なんです。
  ただ、ジョブズより人間性は上だし、ビル・ゲイツよりも
  洗練されていますよ。」

これらは、スティーブ・ジョブズさんとビル・ゲイツさんの
2人をよく知る方々が、イーロン・マスクさんを評した言葉です。

マスクさんのおかげで、米国は世界よりも10年早く
未来の扉を開ける可能性があるといいます。

なぜなら、マスクさんによって太陽光発電による
充電ステーションが数千ヶ所に設置され、電気自動車が走れる
交通システムが整備される。

そして、スペースXは毎日のようにロケットを打ち上げ、
人々や物資を居住施設に輸送するようになる。

さらに、その頃になると火星旅行の準備も進む。

こんな未来が来ることを、マスクさんは期待させます。

マスクさんは、ペイパルの成功で得た資金をもとに、
3つの事業を立ち上げました。

宇宙開発のスペースX、電気自動車のとテスラ・モーターズ、
そして太陽光発電のソーラーシティ。

これらの3社が、いずれも未来を拓く可能性を持っているのです。

本書は、不可能を次々と可能にしてきたカリスマ経営者、
イーロン・マスクさんの公式評伝です。

著者は、テクノロジー分野の第一線で活躍するライターの
アシュリー・バンスさん。

当初、バンスさんがマスクさんの本を書きたいと持ちかけたところ、
協力できないとの返事を受けたそうです。

しかし、約1年半、あきらめずにマスクさん周辺の200人ほどに
取材を進めたところで、突然、マスクさんから
電話がかかってきました。

それは、出版前に原稿に目を通し、脚注の形でコメントを入れるなら
協力してもいいとの申出でした。

これまでにも、たくさんのジャーナリストがマスクさんに
取材を申し込みましたが、バンスさんが何度断られても
引き下がらなかったことが、逆に気に入られた理由のようです。

本書では、マスクさんの南アフリカでの少年時代から始まり、
アメリカに渡った大学時代、ペイパルでの栄光と挫折、
ロケット事業と電気自動車への進出、そして次なる野望まで
徹底した取材によって、マスクさんのすべてを描き出します。

プライベートも派手な一面があり、あの映画『アイアンマン』の
トニー・スタークのモデルになったことでも知られていますから、
話題に事欠かない、魅力的な評伝となっています。

これまでも、マスクさんに関する本は何冊もありましたが、
やはり公認を得てインタビューを行っているだけあって、
本書の情報量は圧倒的です。

冒頭では14ページおよぶカラー写真も掲載されて、
マスクさんの会社から提供された写真だけでなく、
元奥さんのタルラ・ライリーさんから提供された
プライベート写真も掲載されています。

この本から何を活かすか?

  「ジェフの奴がレイを引き抜いて、特許を取らせようとしたんだ。
  そもそもレイがウチの会社でやっていた技術なのに、
  図々しいにもほどがあるよ。ブルーオリジンはこういう専門能力の
  ある人材を見つけると、給料2倍を餌に一本釣りで引き抜こうと
  するんだ。まったく余計なことをしてくれる。不愉快だ。」

これは、マスクさんのジェフ・ベゾスさんに対する憤りの言葉。

もともと宇宙に興味を持つ経営者同士、意気投合していましたが、
技術者の引き抜きがあって、仲違いしたようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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