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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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大逆転の経営

大逆転の経営
大逆転の経営
(2008/04/18)
エイドリアン スライウォツキー 商品詳細を見る

満足度★★★★

企業は、さまざまな「変化」の中でビジネスを行っています。

変化は不確実性を伴うので、「リスク」とも言い換えられます。

しかし、リスクの無いところにリターンはなく、
最大のリスクは最大の収益機会と考えることもできます。

本書は、企業戦略をリスクいう視点から分析し、
そのリスクが訪れる瞬間を認識し、予測し、可能性を引き出し、
チャンスへと転ずる準備をしておく方法を解説します。

著者は、「ザ・プロフィット」でも有名な、
エイドリアン・J・スライウォツキーさん。

今回は、ストーリー形式の本ではありませんが、
非常に読みやすく書かれています。

本書ではリスクを以下の7つに分類し、
各章で事例を挙げ分析した後、
「あなたのビジネスの非リスク化」という処方箋が示されます。

  1.大プロジェクトの失敗 → オッズを高める
  2.顧客離れ → 顧客ニーズを推測でなく理解する
  3.業界の分岐点 → 両方に投資(ダブル・ベット)する
  4.敵いそうもない強豪企業の出現 → 別の土俵で戦う
  5.ブランド力の喪失 → ビジネスデザインの見直し
  6.業界全体の低迷 → ライバル企業と提携
  7.成長の停滞 → 新しい需要に投資する

更に、まとめの章では戦略リスクをマネジメントする方法と、
半日のワークショップ用の一覧が示されます。

このように、本書の考えを理論だけで終わらせず、
実行できるレベルまで落とし込んでいるのが、
本書の素晴らしいところですね。

また、スライウォツキーさんが親日派なのか、
本書には日本企業の事例が数多く登場します。

ただ、その中でTSUTAYA(CCC)の記述に関しては、
ちょっと褒め過ぎのように、私は感じました。

この本から何を活かすか?

本書では、「シンセティック・ヒストリー(仮想歴史)」
という手法が説明されていました。

これは過去の出来事を、「もし~が起きていたら」と
少しだけ前提を変え、その後の展開を推測することで、
リスクを把握したり、可能性のある未来を見極める手法です。

私も、よく普段の生活の中で「あの時、○○だったらな~」
と考えることはありますが、これを妄想レベルで終わらせず、
そこからシミュレートし、きちんと新たな可能性を探ることが
必要だということですね。

 Miss a meal if you have to, but don't miss a book.  
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| 経営・戦略 | 06:22 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

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