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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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大前語録

満足度★★★
付箋数:18

   「この本には、私がこれまで体系化した “大前式” の集大成とも
  言えるビジネスの判断が凝縮されている。これを参考にして、
  あなたも明日から “言い切る”  “行動する”  “結果を出す”
  ビジネスマンに変身していただきたい。」

本書は「語録」の名の通り、大前研一さんの過去の名言を
まとめたもの。

書き下ろしは、「はじめに」の部分だけで、
残りは過去の著作での発言を加筆・修正して編集されています。

ところで、「大前式」とは、どんな方式なのでしょうか?

  「このところ日本のビジネスマンの間では “マッキンゼー式”
   “マッキンゼー流” のロジカル・シンキング(論理思考)による
  プロブレム・ソルビング・アプローチ(問題解決手法)を
  解説した本が人気を集めている。
  それを書いているのは当然マッキンゼー出身者だが、
  彼らが受けた教育は、元をたどれば40年前に私が世界中の
  マッキンゼー事務所で使われていたいろいろな分析手法を
  日本用に体系化し、汎用化した “大前式”  “大前流” である。」

日本のロジカル・シンキングの源流が大前さんにあると
言っているようなものですが、これは紛れもない事実です。

しかし、それを臆面もなく言ってしまうところが、
大前さんらしくもあり、アンチを生むところなのでしょう。

それでは、本書の語録の中から、いくつか紹介します。

  「日本には “大器晩成” という言葉があるが、
  実際にはそういう人はあまりいないと思う。
  私に言わせれば、それは最初にサボっているだけだ。」

  「 “自分から最も遠い人こそ自分の人脈にする”
  ―こらが人脈作りの最大の要点である。」

  「自分から進んで時間配分を買えない限り、人生は変わらない。
  個人がコントロールできる唯一のものは時間配分だからである。」

  「成功する人間としない人間には唯一、明らかな違いがある。
  それは、成功する人はどんな仕事でも厭わずやるが、
  成功しない人は仕事を選ぶということだ。」

  「野球の中継ぎやリリーフエースは、ブルペンで投球練習をし、
  いつ “登板せよ” と声がかかってもいいように準備している。
  サラリーマンもブルペンで常に投球練習しておく必要がある。
  ベンチや観客席に座って評論家を気取っている場合ではない。」

  「自分の生き方として何を基準にしているかと言うと、
  死ぬ時に “これで良かったのだ” と言うための生き方を
  工夫しているのだ。」

どの語録も難しい言い回しはなく、容易に納得できるものばかりです。

かなり前の著作での発言もあるため、時代を感じさせる語録も
ありますが、すべて鋭くズバリと言い切っています。

その「言い切る力」が、経営コンサルタントとして
大前さんが培ってきたものです。

もし、あなたがビジネスや人生で迷いが生じていたら、
本書は目指す方向を明確に示してくれるでしょう。

ただし、各語録からオリジナルの著作を読みたいと思っても、
その出典が巻末にまとめて掲載されているため、
どの著作からの出典かわからない点は、不便に感じました。

やはり各語録ごとに出典は明示して欲しいところです。

この本から何を活かすか?

あなたは、1冊のビジネス書を読むのに、
どのくらい時間を費やしますか?

大前さんは、ビジネス書は少し不真面目に読むぐらいが
丁度いいと言います。

1冊に4、5時間もかけて読むと、かえって読みどころがどこか
わからなくなってしまい、読後感も散漫になってしまう。

だから、大前さんが勧める、1冊のビジネス書を読むのに
費やす時間の目安は、「1時間」です。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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