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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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グレートカンパニー

満足度★★★★
付箋数:24

本書の著者、リッチ・カールガードさんは、
企業が継続的に成功するには、正三角形の3辺が支え合うように、
3つの要素が欠かせないと言います。

1つの辺は、戦略的基盤。

成功を続けるには、戦略が適切であることは必要条件です。

戦略は、市場、顧客、競合他社、競争優位性、変革者の
5つの柱で支えられています。

もう1つの辺は、ハードエッジ。

これは企業が実行力を磨く数字の部分です。

ハードエッジは、スピード、コスト、サプライチェーン、
流通、資本効率の5つの柱で構成されています。

カールガードさんは、アップルのCEOティム・クックさんについて、
この数字で表わされるハードエッジを管理することに関しては、
世界で最も優れた経営者であると評しています。

正三角形の最後の辺は、ソフトエッジ。

  「ソフトエッジはビジネスにおいて最も真価を認められない
  側面だ。多くの会社で無視されたり十分な予算が
  割り当てられないことがほとんどである。」

しかし、イノベーションが自然と起きる健全な企業では、
ソフトエッジが、イノベーションの源泉になっていると言います。

ソフトエッジは、信頼、知性、チーム、テイスト、ストーリーの
5つの柱で構成されます。

一般的に企業は、ソフトエッジよりもハードエッジに
多くの予算を割く傾向があります。

なぜなら、ハードエッジは数値で表すことがたやすく、
投資した結果が早く現れるから。

しかし、ハードエッジがしっかりしていても、
つかの間の利益しか得られず、その優位性は継続しません。

それに対して、ソフトエッジに投資して卓越すると、
ブランド認知度が高まり、利益性が上がり、得意先が増え、
熱心な従業員が増え、コモディティ化市場から
抜け出すことができます。

本書の原題は「The Soft Edge」。

本書は、三角形の3つの辺の中で、最も誤解されやすい
ソフトエッジで秀でる方法について書かれた本です。

先程、ティム・クックさん個人が、ハードエッジに
優れていることを書きましたが、アップル製品が愛されてるのは、
ソフトエッジがもたらす強みがあるからです。

ソフトエッジを磨き上げると、簡単に真似されることがないので、
長く優位性を維持することができるのです。

  第1章 「グレートカンパニー」が持つ成功し続ける条件とは何か
  第2章 なぜ経営者は財務諸表だけを眺めてはいけないのか
  第3章 チーム全体の信頼を高める
  第4章 変化に対応し続けるための「知性」を育てる
  第5章 失敗を恐れないチームをつくる
  第6章 他社には真似できない「テイスト」を生み出す
  第7章 心に響くストーリーの語り手になる
  結論 データと感性の融合が最強のチームをつくる

カールガードさんは、世界有数の経済誌である「フォーブス」の
発行人兼コラムニストとして、これまで多くの企業を見てきました。

その中で、グレートカンパニーの経営者が大切にしているのは、
目につきやすい戦略や数値管理よりも、ソフトエッジであることを
見出したのです。

この本から何を活かすか?

本書では、ソフトエッジの1つの柱として
「チーム」の重要性が述べられていますが、
何人ぐらいのチームが最も機動的なのでしょうか?

その1つの答えが、アマゾンのCEOジェフ・ベゾスさんが、
「2枚のピザを食べきれる人数」と言っている10人前後。

これは、「2枚のピザ」ルールと呼ばれています。

この「2枚のピザ」という呼び方を考えたのは、
実はベゾスさんではなく、1970年代にパロ・アルト研究所で
初めて使われたようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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| 経営・戦略 | 07:55 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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