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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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私はいくら?

満足度★★★★
付箋数:26

   「自分は今いくらなのか、つまり自分の価値を知る
  方法がわかれば、自分の価値を絶対的に高めるための
  具体的な道筋も見えてくる。」

では、どのようにして、自分の価値を知るのでしょうか?

本書では、そのために1本の簡単な数式が提示されています。

  現在価値(PV)=将来のキャッシュフロー(CF)÷割引率(R)

これは、「企業」の現在価値を今どれだけの資産を
持っているかではなく、将来的にどれだけのキャッシュフローを
生むかによって決める数式です。

著者の野口真人さんは、この数式を「人の価値」を
求めるときにも使えると、本書で説明します。

  「あなたの現在価値は、あなたが将来生み出すキャッシュフローを
  あなたの割引率で割った値です。自分の価値を高めるということは、
  自分のPVを高めるということなのです。」

この数式によって、あなたの現在価値が決まるとすると、
それを高める方法は2通りしかないことが明白です。

1つは、分子であるキャッシュフロー(CF)を増やすこと。
もう1つは、分母である割引率(R)を下げること。

この2つの要素をどのように増減させるかに絞って考えると、
あなたの現在価値を高めることができるのです。

ちなみに、ここで言うキャッシュフローとは、
あなたがもらう給料のことではありません。

あなたが会社にもたらす利益のことを指します。

給料がいくら高くても、現在価値が高いとは言えないのです。

企業価値を高めることが、経営者の目指すところですから、
求められる人材も、キャッシュを生み出す力を持った人材
というのも、考えてみると非常に納得できます。

それでは、将来のキャッシュフローを最大化するために、
今、何をすべきなのでしょうか?

  「将来のキャッシュフローを大きくするために必要なことは
  たった二つ、 “土台作り” と “実績作り” です。」

「現在価値=将来のキャッシュフロー÷割引率」の式で
必要なのは、現在や過去のことではなく、将来についてです。

ですから、過去に実績をあげていても、それは将来に
キャッシュフローを生むとは限らないはずです。

では、なぜ、過去のものである「実績」が必要なのでしょうか?

それは、ファイナンス的には、次のように説明できるからです。

  「過去にいくら稼いでも、稼いだ金額は一円もその人の価値に
  足されることはないが、その人が将来いくら稼ぐかを知る
  もっとも重要な指標になる」

例えば、過去5年間、毎年稼いだ実績のある人に対しては、
企業側は、翌年も同じくらい稼ぐだろうと評価するということです。

また、現在価値を決めるもう1つの要素、「割引率」は、
どのようにすると、小さくすることができるのでしょうか?

  「割引率が低いほど、現在価値(PV)は上がります。
  実は、この割引率はリスクの大きさに比例します。」

個人におけるリスクとは、あなたの「信用力」を指します。

つまり、割引率を下げるには、信用される力を
伸ばさなければならないのです。

本書では、このようにファイナンス的視点に立って、
あなたの価値を高める方法を示しています。

日本最大の企業評価会社プルータス・コンサルティングを
設立した、野口さんならではの独自の視点が面白い本です。

この本から何を活かすか?

若手社会人に必要な将来キャッシュフローを高める基礎力

  1. 尊敬語、謙譲語、丁寧語を使い分ける力
  2. 相手の名前と顔を覚える力
  3. 時間を厳守する力

野口さんが挙げている項目は、簡単なようで、
意外とできていない人も多い項目です。

評価するのは自分でなく他人なので、他人から見て、
どう見えるかに気を配る必要があるということです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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