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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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人工知能に負けない脳

満足度★★★
付箋数:18

  「我輩は、ミュンヒハウゼン男爵。
  みんなからは、 “ほらふき男爵” とよばれておる。
  今日も、我輩の冒険話を聞かせてやろう。
  我輩は、地球上のあらゆる土地をかけめぐったうえに、
  月世界の探検にも成功した。」

これは、「ほらふき男爵の冒険」からの一節。

ちなみに、ほらふき男爵ことミュンヒハウゼン男爵は、
18世紀に実在したドイツの貴族です。

さて、なぜ、ここで突然「ほらふき男爵」を紹介したか
というと、本書の茂木健一郎さんのアドバイスが、
「人工知能時代を生き抜くには、 “ほらふき男爵” になれ!」
というものだからです。

  「人工知能時代への転換期において、一般常識や固定観念に
  捉われて “えー、無理でしょ” と安易に口に出す人は、
  ほぼ例外なくこれからの時代に取り残されてしまうでしょう。
  イーロン・マスクが “私たち地球人が火星に移住する日が来る!” 
  と言ってしまえるような、予想外の無茶苦茶な夢や目標を
  堂々と言える人こそが、こらからの人工知能時代をリードして
  いくはずです。
  たとえば、 “私は5年後には月へ旅行に行ってきます” と
  言ったとしましょう。これは、ひと昔前であればただの
   “ほらふき男爵” だったわけです。でも、これからの時代に
  おいては、このような夢や目標を公言することで、
  時代の最先端に立ち向かうことができるようになるのです。」

さて、本書は茂木さんが、人工知能時代を生き抜くヒントを
語った本です。

ポイントは、人工知能と同じ土俵には上がらずに、
人間にしかできないことで勝負すること。

よく言われるように、「人工知能が人間の脳を超えるのか?」
といった議論は無意味だと茂木さんは指摘します。

なぜなら、それは人類最速のスプリンターである
ウサイン・ボルトさんとリニアモーターカーが競争したら
どちらが勝つのか? という議論と同じだからです。

記憶力や計算能力で比べると、人間の脳を超えていることは
既に明白です。

私たちが、これからの時代を生き抜くためには、
人工知能が人間に追いつけない、次の5つの分野のスキルを
磨く必要があるのです。

  1. コミュニケーション
  2. 身体性
  3. 発想・アイディア
  4. 直感・センス
  5. イノベーション

人工知能が優れている仕事は人工知能に任せ、私たち人間は
人間にしかできない働き方や生き方を目指せば良いのです。

それは、いい意味での「ちゃらんぽらん」さや「いいかげん」さも
必要だということです。

本書では、最新の人工知能の開発状況を交えながら、
これから求められる人間の役割について、
わかりやすく解説しています。

この本から何を活かすか?

2045年問題は、本当に起こるのか?

「2045年問題」とは、コンピューター技術がいまのスピードで
発達し続けると、30年後の2045年の時点で人類の知能を超える
究極の人工知能が誕生するという予測です。

それが「技術的特異点(シンギュラリティ)」と呼ばれる
ポイントです。

茂木さんは、2045年という数字は別にして、
シンギュラリティは間違いなく起こると説明しています。

ここで起こるのが、人工知能のブラックボックス化。

人工知能が自分で自分を改良できるようになることです。

これは原理的には可能で、そうなるともはや人間には
理解できないブラックボックスとなってしまうようです。

SF映画の世界が、現実のものになる可能性があるようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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