活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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幸せな選択、不幸な選択

満足度★★★
付箋数:25

「幸福」の感じ方は、人それぞれです。

同じ状況でも、それを幸福と感じる人もいれば、
逆に不幸と感じる人もいます。

では、私たちは、どのようにしたら「幸福度」を
高めることができるのでしょうか?

本書は、行動科学に基づいて、幸福になる方法を考察した本です。

著者はロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの
行動学教授、ポール・ドーランさん。

ドーランさんは、ノーベル経済学賞を受賞した
ダニエル・カーネマンさんと共同研究した方です。

本書では、まず「幸福」について、次のように定義します。

  「20年にわたって経済学、心理学、哲学および政策の接点を
  研究してきた私は、幸福を次のように定義し、
  それをしっかりと論証するに適した立場にあると思う。

  幸福とは、快楽とやりがいが持続することである。

  これは斬新で整合性のある定義だ。」

ドーランさんは、幸福であるかどうかを考えるには、
スナップ写真のように生活全般を写して評価するのではなく、
ビデオカメラで映像を撮っているときのように、
継続的に経験していることに注意を払うべきと説明しています。

そして、幸福を決める「快楽」と「やりがい」の2つの要素が、
長期的にバランスが取れていることが重要なのです。

私たちの生活で、「快楽」と「やりがい」のどちらが足りないかを
見極め、足りない方を補うと幸福感が高まるのです。

ここでドーランさんの経済学者的なものの見方として、
幸福を製造するプロセスについて考えます。

  「幸福の製造プロセスとはいったいどのようなものだろう?
  幸福を長期的に見た快楽とやりがいの量と捉えた場合、
  この問の答えは時間の使い方に関係していると
  すぐに思い至るだろう。」

ここで言う「時間の使い方」とは、注意を割り振る作業のこと。

つまり、注意を意識的に分配することで、
私たちは幸福を作り出すことができるのです。

その際に必要なのが、本書で「3つのD」と呼ばれる観点です。

  1. 決断(Deciding)
  2. 設計(Designing)
  3. 実行(Doing)

幸福を効果的に生み出すにには、この3つをうまく
つなぎ合わせることが必要なのです。

  「できるだけ幸せになるための注意の配分がうまくいっていない
  と思うときには、決断・設計・実行の3つのステップを通して、
  バランスの取れた状態を見いだせるだろう。
  決断によって、幸福に関するどんな疑問にも答えが出せるだろう。
  設計によって、導き出した答えを容易に実行に移せるようになる。
  実行によって、あなたの注意資源がスムーズに使われるようになる。
  これらは柔軟性のある原則なので、人生におけるどんな経験にも
  応用することができるはずだ。」

本書では、本編に入る前のウォームアップとして、
20項目のリストの中から、自分にとって最も幸せになれる要素を
4つ選び、その実現度を評価するエクササイズをやります。

そして本編を読み終えた後のウォームダウンとして、
最初の20項目のリストから、最も快楽をもたらしてくれるものを
2つ、最もやりがいを感じるものを2つ選ぶことで締めくくります。

最初と最後に選んだ項目の実現度の違いで、
本書を読んだ効果が実感できるはずです。

この本から何を活かすか?

なぜ、レコーディングダイエットが効果があるのか?

本書では、直接、レコーディングダイエットに言及している
訳ではありませんが、次の点が指摘されています。

  ・フィードバックを頻繁に受けることが行動に影響を与える
  ・人は自分が摂取したカロリーを少なく見積もる傾向がある

この2点から、レコーディングダイエットで食べたものを
記録すると、摂取したカロリーを正しく認識できるようになり、
同時にフィードバックも頻繁に受けられるので、
効果があることがわかります。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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| 自己啓発・セルフマネジメント | 06:27 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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