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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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自分の価値を最大化するクオリフィケーション思考

満足度★★★
付箋数:23

本書のプロローグには、日本企業とグローバル企業の
人材に対する「評価基準の違い」を象徴するエピソードが
紹介されていました。

あるアメリカ企業の日本支社の採用担当者は、
新卒採用にに関して、次のような悩みを持っていたそうです。

  「グローバルの統一基準だと、日本人の大卒・大学院卒を1人も
  採用することができなくなってしまう」

この企業の採用は、最初にエントリーシートで優秀な人材を選抜し、
次にグループディスカッションを行い、最後に個別の面談を
実施する過程を経ます。

しかし、いくらエントリーシートで、優秀な人材を選抜しても、
面接に進む前のグループディスカッションで全員落とすしかない
状況だったそうです。

グループディスカッションに参加した人は、みな一流大学出身で、
TOEICで高スコアを持つ、日系企業なら喉から手がでるほど
欲しいと思われる人材でした。

結局、この企業は日本支社での採用基準を下げて、
新卒を採用することにしました。

ただし、不公平が生じないように、日本の新卒のジョブグレイド
(職位)を下げて採用するという条件付きで。

もちろんジョブグレイドが高ければ、早くマネジメントの仕事に
就けますから、低いジョブグレイドからスタートすることは、
採用されて時点で大きなハンデを負うことを意味します。

日本企業の採用基準とグローバル企業の採用基準では、
いったい何が違うのでしょうか?

その違いを示すのが、本書で説明される「クオリフィケーション」。

クオリフィケーションとは、もともと資格やスキルを指す
言葉ですが、著者の池田哲平さんは、もう少し広義で捉えています。

本書では、「相手がどの国の人であっても、ビジネスパーソン
として評価され、必要とされるための “資質”  “市場価値” 」
と定義されています。

では、クオリフィケーションを身につけるには、
どのようにしたらいいのでしょうか?

池田さんは、次の4つの行動規範を変えることによって、
クオリフィケーションが高まると説明します。

  1. 働く姿勢・心構えを変える
  2. コミュニケーションの方法を変える
  3. 見た目・立ち振る舞いを変える
  4. いい人脈を築く

この4つの行動規範を本書では、「クオリフィケーション思考」
と呼びます。

一度、クオリフィケーション思考を身につけてしまえば、
後は過去の経歴に関係なく、キャリアを積み重ねていくことが
できるようです。

「でも、それってグローバル企業の話でしょう?
日本の中小企業に勤めている私には関係ない」

このように思った方もいるかもしれませんが、
池田さんは、近い将来、日本の大企業・中小企業でも
同じ資質が求められるようになると考えています。

個人的には、すぐにそう変わるようには思えませんが、
本書で身につける力の本質は、相手が誰であっても
評価を得られる能力ですから、ビジネスパーソンなら、
身につけておくべき考え方だと思いました。

この本から何を活かすか?

あなたは、1軒の常連の店を作る派ですか?
それとも100軒の店を訪問する派ですか?

クオリフィケーションを高めるのは、
「100軒の店を訪問する」方です。

同じ店に通い続けるのは、自分と価値観の同じ、
居心地のいい場所に居続けるということ。

自分の価値を最大化するには、居心地の悪い場所でも、
できるだけ多様な価値観に触れる必要があるようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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