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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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社内プレゼンの資料作成術

満足度★★★
付箋数:26

本書は、プレゼンでも「社内プレゼン」に特化した本です。

著者は、ソフトバンク在籍時には、あの孫正義さんから、
何度も「一発承認」をもらった実績を持つ前田鎌利さん。

前田さんは現在、プレゼン講師として独立し、
多くの企業から依頼を受け、研修を行っているそうです。

社内プレゼンの目的は、決裁者に瞬時に意思決定してもらい、
素速く実行に移すことです。

ですから、一般的な社外向けのプレゼンとは
異なるノウハウが必要です。

不特定多数の人を惹きつけるパフォーマンスや、
感情に訴えて共感を得るストーリーは必要はありません。

スティーブ・ジョブズさんのような、聴衆を魅了する
特別な才能がなくても大丈夫なのです。

なぜなら、社内プレゼンの対象は、決裁者のみだからです。

重要なのは、感情ではなくロジックで納得してもらうこと。

そして、決裁者には時間がありませんから、
判断に必要な情報だけをシンプルに伝えなければなりません。

あれも大事、これも大事と情報を盛り込み過ぎると、
判断に時間がかかるだけでなく、不要なツッコミどころを
増やしてしまうことになるのです。

社内プレゼンに必要なロジックは、たった1パターンのみ。

  「課題(どんな課題があるのか?)」 → 「原因(その課題が
  生まれる原因は何か?)」 → 「解決策(その原因を解消する
  具体策の提案)」 → 「効果(実施した場合の効果予測)」

また、本書で前田さんは、社内プレゼンで絶対に押さえるべき
3つのポイントを挙げています。

  1. 財務的視点 「本当に利益を生み出すのか?」
  2. 実現可能性 「本当に現場でうまく回せるのか?」
  3. 経営理念との整合性 「会社の理念と合っているのか?」

では、この3つのポイントをロジックで示すには、
どのようにすればいいのでしょうか?

その成否のカギを握るのは「資料」です。

  「私は、社内プレゼンは “資料(スライド)で9割決まる” と
  考えています。決裁者が意思決定するために必要な情報が、
  わかりやすく説得力をもって展開される資料を
  つくることができれば、当日は、それに沿って話すだけでOK。
  資料の内容に自信があれば、話し方にも自然と自信が備わります。
  その意味では、 “資料が10割” と言ってもいいほどです。」

本書では、決裁スピードを上げ一点突破する資料に
徹底的にこだわって、その作り方を解説します。

  ・スライドは「5~9枚」でまとめる
  ・社内プレゼン資料は「4つのパーツ」で構成される
  ・プレゼン資料は、「根拠→結論」を積み上げる
  ・本編スライドは、最も「骨太な要素」だけで構成する
  ・2案を提案して、採択率を上げる
  ・キーメッセージは13文字以内にまとめる
  ・「1分バージョン」も用意しておく

今まで、汎用的なプレゼン本を読んで、そのテクニックが
社内プレゼンで通用するかどうか判断に迷っていた方は、
本書を読むと、そんな悩みは瞬時に解決します。

社内プレゼンをする機会が多い方は、職場に一冊置いておくと
心強い本だと思います。

この本から何を活かすか?

  グラフは「左」、メッセージは「右」

一般的にグラフとメッセージを縦に並べたスライドを
よく目にします。

しかし、グラフとメッセージは縦に並べず、横に並べた方が、
脳内でスムーズに情報処理できるため、決裁者の判断が
早くなるそうです。

左目からの情報はビジュアル処理の得意な右脳へ入り、
右目からの情報は文字情報の処理が得意な左脳へ入る。

そのため、グラフは左に配置し、キーメッセージは右に
配置することを本書では勧めています。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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