活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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教養は「事典」で磨け

満足度★★★
付箋数:19

私たちには、教養を身につけることにおいて、
2つの選択肢が用意されています。

1つは、知らない分野についてまったく知らないままで、
生きていくこと。

もう1つは、知らなかった分野について、字引学問程度でも、
わずかな知識を身につけていくこと。

本来なら、どんな分野においても深い知識を
身につけたいものですが、それは現実的に不可能なことです。

ならば、何も知らず無教養に生きるよりは、
浅くても、文字の上だけでも、知識を身につけたほうが、
人生は豊かになるものです。

では、どのようにして、広く浅い知識を身につけるべきなのか?

  「その道に詳しい人に話を聞くのでも、専門書を読むのでも
  いいだろう。しかし、案外、簡単で挫折せずにすむのは
  辞書や辞典を読むことだと思う。
  どこから何度読んでもいいように作られているし、それに何より、
  そこに一冊あるだけで、いつかその分野に挑戦するのだ
  という気持ちを奮い立たせてくれるからだ。」

本書は、辞書を引くのではなく、読むことを勧める本です。

成毛眞さんは、辞書、辞典、事典、図鑑などを総称して、
本書では「事典」と表現しています。

今は、何でもネット検索してわかる時代と言われています。

学校を卒業してから、一切辞書を引かなくなった。
学生時代でさえ、紙の辞書は使わず電子辞書だった。
わからないことがあれば、スマホでググって調べる。

このような方も多いのではないでしょうか。

果たして、いまさら紙の事典に、Googleに勝る利点は、
あるのでしょうか?

成毛さんはここで、「クリスマスツリー」の例を紹介しています。

いくつかの百科事典や国語辞典でクリスマスツリーの意味を
調べると、12月になって飾られる「もみの木」以外に、
「石油掘削に使うリグ(やぐら)」のことをクリスマスツリーと
呼ぶ説明が出てくるそうです。

しかし、このことをGoogleで知ろうとすると、
検索窓には、クリスマスツリーに並べて「掘削」や「リグ」を
入力する必要があります。

そもそもリグをクリスマスツリーと呼ぶことを知らない人が、
この情報に辿り着くのは至難の業。

つまり、Googleはキーワードを持たない人には、
何も教えてくれないのです。

一方、事典を読む場合は、キーワードを知らなくとも、
ページを開けば、そこに必ず何か知らない情報が書かれていて、
知りたかった情報以外の未知の情報に巡り会える可能性が
高まるのです。

また、成毛さんは本書で、いい事典と悪い事典の
見分け方も解説しています。

  「いい事典と悪い事典の見分け方は簡単だ。
  読んで面白ければ、それはいい事典と言える。」

もちろん、事典には読むだけでなく、調べる機能もありますから、
他には、索引があること、用例が豊かなこと、
サイズは大きいこと、スピン(紐状のしおり)は2本あること、
開いたまま置いておけること、挿絵が多いことが挙げれています。

この本から何を活かすか?

本書には、50冊以上の成毛さんオススメの事典が紹介されています。

その中で、私が気になったのは次の3冊です。

  ・『世界毒舌大辞典
  ・『暗号解読事典
  ・『スター・ウォーズ英和辞典 ジェダイ入門者編

いずれの事典も、実用性はなさそうです。
また、教養を高めるかというと、これも微妙です。

しかし、読み物としては面白そうで、非常に興味をそそられます。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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