活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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トヨタの自分で考える力

満足度★★★
付箋数:24

「考える力」は、どうのようにしたら鍛えられるのか?

大切なのは、「今、ここが考える力を使うところ」と
場面を特定した上で、考え方を身につけこと。

それを再現できるのが、ストーリー形式の本です。

本書は原マサヒコさんが、トヨタ在籍時代に身につけた思考法を
ストーリー形式で学べる本です。

  「トヨタの現場では、よく言われている “口グセ” がありました。
  これらは、トヨタのDNAとも言えるのですが、現場で働く人が
   “自分の頭で考える” ための強力なガイド、思考の型としての
  役割を果たしていました。」

本書で紹介される「思考の型」は、次の5つです。

  1. 改善思考
   知恵を出しながら、現状を少しでも良いものに変えていく考え方

  2. 横展思考
   発想や行動をズラして、無駄を省き新しいアイディアを生む思考

  3. 現場思考
   現場を最優先に理解して答えを見出そうという考え方

  4. 真因思考
   表面上の出来事ではなく、本質を見極めて対応する考え方

  5. 行動思考
   まず動くことで新たな思考を生み出していこうという考え方

本書では、こららの思考の型を実際にどんな場面で使うのか、
それをどのように使うのかを流れの中で学びます。

ストーリーの舞台は、キングコンピュータの営業部。

同社は昨今のクラウド化の波に乗り、サーバーの売り上げを
伸ばしてきましたが、ここ数年は頭打ちになっています。

主人公は大野翔太という入社8年目の中堅社員です。

ある日、翔太が朝早く出勤して探しものをしていると、
紺色のジャンパーを羽織って、手にモップを持った
50歳前後の見知らぬ男性に声を掛けられます。

  「そもそも、キミの仕事でそんなにたくさんの資料が
  いるとは思えないけどね」

清掃業者の人と思しき男性に、突然こんなことを言われた翔太は、
ムッとして不要な資料の処分を押し付けます。

しかし、その日の朝礼で、驚くべきことがわかりました。

翔太が清掃業者と思い込んでいた男性が、
実は新しく着任した営業統括の金城取締役という人物だったのです。

青くなった翔太は、すぐに今朝の無礼を詫びに、
金城取締役の取締役室を訪れました。

翔太は、金城取締役からなぜここに来たのかを問われます。

  「はい、謝りにです。今朝、失礼な対応をしてしまいましたので」

金城取締役は、翔太の目を凝視して答えました。

  「ああ、それなんだけど、キミはクビにさせてもらうよ」

突然のクビ宣告に翔太はパニックになり、なんとかクビに
ならないように懇願します。

  「本当に申し訳ありませんでした。なんとかならないでしょうか」

しばらく押し黙った金城取締役は、ゆっくりと口を開きました。

  「わかった。条件がある。
  クビが嫌だったら、私の言う通りに仕事を進めていくこと」

実は、この金城取締役は元トヨタマン。

この日を境に、翔太をはじめ営業部の面々は、
金城取締役からトヨタ流の思考法を学んでいくことになります。

この本から何を活かすか?

  「 “生産性が高い” というのは、 “頑張っている” という
  ことではないよ。 “頑張っていないのに、成果物の価値が高い”
  ってことだ」

これはストーリーの中での金城取締役の言葉。

ビジネスでは、常に生産性が問われます。

生産性を高めようと、頑張って量をこなそうとする人もいますが、
それは大きな間違えだと金城取締役は指摘しています。

頑張るのではなく、逆に「自分がラクになることを考える」
のが、生産性を高めるために必要なこと。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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| 問題解決・ロジカルシンキング・思考法 | 07:04 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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