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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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やさしいうつの治しかた

満足度★★★
付箋数:12

著者の弥永英晃さんに献本いただきました。ありがとうございます。

本書は、タイトルの通り、薬に頼らずに「うつ」を治す本。

世界で3億5000万人、日本では100万人以上の人が「うつ」で、
苦しんでいると言われています。

しかも、うつの薬を飲んでいる人の約6割が再発してしまう。

再発するのは、メンタルクリニックなどで出される抗うつ薬が、
根本治療ではなく、対症療法に過ぎないからです。

実はこれは風邪薬と一緒です。

風邪薬は、鼻水が出たら鼻水を止め、熱が出たら熱を下げ、
痛みが出たら痛みを和らげますが、風邪そのものを
治療しているわけではありません。

精神科の医師はうつの患者に、脳のセロトニンを補う
抗うつ薬を処方します。

しかし、これもうつ自体を治療できる薬ではありません。

  「いくら薬を飲んでもそれは脳に作用するだけであって、
  本当の原因である潜在意識のトラウマには作用しません。
  薬でアプローチする治療法では治らないのは
  こういう理由があるからです。」

ちなみに弥永さんは、うつはあくまで状態であって、
病気ではないと考えます。

そして、次の5つの段階を経て、うつ状態になるようです。

  第1段階 0~8歳までのトラウマが潜在意識の中に入り込む
  第2段階 ストレスを受け、心と身体のエネルギーが低下し、
      自律神経のバランスが乱れる。
  第3段階 潜在意識下にファイリングされていたトラウマファイル
      の暴走スイッチが押され、暴走を起こす。
      潜在意識の中にトラウマの嵐が発生するとスパークを
      起こし、異常警報が発動される。
  第4段階 生命の危険を感じて、脳が心と身体を守るために
      パソコンのようにシャットダウン現象を引き起こし、
      心と身体の機能を麻痺させる。
  第5段階 うつ状態・うつが発生する。

本書では、これらのどの段階にある人でも、心の状態を整え、
回復に向かうためのセルフワークが紹介されています。

  「すべてのワークは “これをしないといけない、するべき” 
  という考えのもとにつくられたものではありません。
  一番無意味なのは、ワークができなかった自分を責めること、
  ストレスをためることです。もっと大らかに構え、
  規定やルールをまっとうしなければいけない症候群から
  脱出しましょう。あなたのペースでしたいときにすれば
  いいんです。」

本書のセルフワークは、催眠療法(ヒプノセラピー)に近い
癒しの技法で、「所要時間」、「難易度」、「おすすめ度」、
「いつでもどこでも度」の4つの指標が示されていますから、
自分に合ったワークが選びやすくなっています。

幸いなことに、私はうつ状態になったことはないので、
本書のワークの本当の効果はわかりません。

しかし、うつになる手前の精神的に落ち込んでいる時や、
ネガティブに考えるループに陥ってしまった時なども
本書のワークは役に立ちそうです。

また、自分がうつでなくとも、家族や同僚がうつになる可能性も
ありますから、手元に置いておいてもいい本だと思います。

この本から何を活かすか?

  うつにならない種族

アフリカのタンザニア連合共和黒で狩猟生活を行っている
「ザッハ族」は、うつにならないという研究データがあるそうです。

彼らは、朝起きて生きていることに感謝し、狩りに出て
食べ物が採れることに感謝し、夜無事でいられることに感謝します。

このように幸せを実感して生きることが、うつにならない秘訣。

逆に、「無感動」、「不快感」、「憎しみ・怒り」という状態に
心があると、うつになりやすいようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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| 心に効く本 | 06:27 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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