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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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ハイパフォーマーは知っている 恐怖に負けない技術

満足度★★★
付箋数:25

  「自分本来の能力を最大限に発揮できないのは、
   “恐怖” という感情に原因がある―。
  メンタルトレーニングを専門とするドクターとして、日々、
  多くの人にパフォーマンス向上のための指導をしている
  私はそう気づきました。」

本書は、私たちの感情の中に起こる「恐怖」を克服して、
ハイパフォーマンスを発揮するための本です。

著者は、『スラムダンク勝利学』などで知られる、
スポーツドクターの辻秀一さん。

スポーツなどでは、よく「フロー状態」という言葉が使われます。

フロー状態とは、完全にそのことに没頭して、
高いパフォーマンスが発揮できる集中した精神状態。

心が揺らがず、整った状態だからパフォーマンスの質も
高くなるのです。

辻さんは、そのような完全な状態でなくても、
私たちのすべての感情は、「フローぎみ」か「ノンフローぎみ」の
どちらかの状態に傾いていると言います。

当然ながら、「フローぎみ」に傾いているときの方が、
「ノンフローぎみ」のときより、パフォーマンスが高くなります。

辻さんは、心の状態が不安定で、乱れたノンフロー状態を
引き起こすの大きな原因が「恐怖」であると解説します。

「期待に応えられなかったらどうしよう」と考えたり、
「失敗したらどうしよう」と考えて、恐怖に囚われていると、
パフォーマンスを下げてしまうのです。

しかし、一流の人たちでも、恐怖を感じないわけではありません。

なぜなら、恐怖は人間が動物として生命を維持し、
生きていくために、本来誰にでも備わっている感情だからです。

では、一流の人たちは、どのようにしてフローぎみの状態に
精神を持って行っているのでしょうか?

  「一流の人はパフォーマンスするときに、 “心の状態に
  フォーカス” します。逆に、その他の人は “結果にフォーカス” 
  してしまいます。結果というものは、自分でコントロール
  することができません。(中略)
  コントロールできないことに対しては、人は恐怖を感じ、
  心の状態を乱してしまいます。」

高いパフォーマンスを発揮するために大切なことは、
恐怖に陥りがちな思考パターンを知り、心をフローぎみな状態に
持っていくようにコントロールすることです。

そのために、本書では恐怖を生む原因となる
「13の思考パターン」を紹介します。

  未来志向、期待思考、勝利思考、疑念思考、過去思考、安定思考、
  獲得思考、帰属思考、比較思考、評価思考、ポジティブ思考、
  成功思考、結果思考

これらの思考は、人間だからこそ持っている高度な思考で、
発達した人間の脳だからこそ、必要以上の恐怖を生み出すのです。

本書では、これら13の思考パターンに由来する恐怖を
どのようにマネジメントするかを解説します。

本書の考えを、日本経済にまで広げてみました。

今の日本には先が見えない不透明感があります。

不透明感という「恐怖」を、多くの人が抱えているから、
日本人が本来持っているパフォーマンスが発揮できない。

このように考えると、克服方法も見えてくる気がします。

この本から何を活かすか?

辻さんは、心にフローな風を吹かせる思考を「ライフスキル」
と呼び、認知とライフスキルの2つをバランスよく働かせる
脳の使い方を「バイブレイン」と呼んでいます。

脳の認知機能だけが働いて、心の状態がないがしろに
されていたら、それは、一つの脳機能しか使っていない
「モノブレイン」。

  「認知脳に加えて、ライフスキルを鍛え、バイブレインで
  生きる人、すなわちバイブレイナーこそが一流と呼ばれるのです」

ライフスキルは、自分で意識して使わなければ、
鍛えられないようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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| 自己啓発・セルフマネジメント | 06:46 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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