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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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実力派たちの成長戦略

満足度★★★★
付箋数:29

あなたは、かつて自分が歩んだ道と同じ道を歩む後輩に
有効な助言を与えることができますか?

自分が歩んでいたときには気づかなくても、
今から振り返って考えると、どうするのがベスト、
あるいはベターだったか、当時よりは分かっていることでしょう。

経験者は未経験者対し、何かしらの有効なアドバイスが
できるものです。

本書は50代後半となった山本真司さんが、こらから自分と同じ道を
歩むであろう30代~50代前半の方、いわゆる企業のミドル層の
飛躍的成長を促すために書いた本です。

コンサルタントとして、また経営者として経験豊富な山本さんは、
たとえ職種は違っても、会社の中心となり、更にポジションを
上げていくであろうミドル層に、有益な助言をしてくれます。

  「本書の目的は、私が30代、40代のときに学び、考え、
  実践し、矯正し、そしてまた実践しながら身につけてきた
  仕事、人生における “ツボ” を一先輩として
  お伝えすることにある。」

例えば、上司からの指示に真面目に取り組んでいるあなた。

毎日、夜遅くまで残業して、あるいは休日出勤してでも
指示を守り、必死に仕事をしている方も多いはずです。

しかし、仕事をまさに仕上げようとしている段階で、
上司の指示が大きく変わることはないでしょうか?

仕上がる直前で指示が変わると、今までの作業が無駄になり、
追加の作業も増え、残り時間もなくなり追い詰められます。

それでもなんとか指示の変更に合わせて、
ギリギリで仕事を仕上げたとします。

でも結局、次の仕事でも、その次の仕事でも、
また直前で指示が変わることが、何度となく繰り返されます。

常に自転車操業で、完全にオーバーワークの連続。

精神的にもきつく、思考停止にも陥り、
期待に応えようとすればするほど、仕事の質も落ちていきます。

山本さんも、かつてはこのような状況を経験したようです。

  「この悪循環の原因は何だろうか。そもそも、受け身で
  上司からの指示に従って動くという初動動作からして
  間違っている。結局、全ての行動が後追いになってしまって
  いるのだ。私もミドルのマネジャーのとき、
  頻繁にそうした悪循環モードに陥った。」

山本さんは、上司の後追いをやめることで、
この悪循環を断ち切りました。

そのために、上司よりちょっとでもいいから早く考え、
先手を取って、あるべき姿や会社の将来を自ら考えます。

必要な情報を集め、他人の頭も利用して、
いつでも「自分ならこうしたい」というビジョンを
頭に描きながら行動する。

そうすることで、今まで上司の判断の後追いで
行動していたものが、自分で先回りして考えていますから、
直前の指示変更であたふたすることもなくなるのです。

山本さんは、このように自らビジョンを考え描き、
それを実現していくミドル層を、
「ビジョナリー・プロフェッショナル」と呼んでいます。

本書は、ミドルが陥りがちな症例診断と処方箋を示し、
あなたが、ビジョナリー・プロフェッショナルになるために
必要なサポートをします。

非常に密度が高い内容で、30代、40代のビジネスパーソンなら
読む価値のある本だと思います。

ちなみに、本書は2004年12月に刊行された
30歳からの成長戦略』をもとに、大幅に加筆修正したものです。

この本から何を活かすか?

  「自分の頭で悪戦苦闘したあとは、自分の考えを
  聞いてもらうのが一番だ。そんなときは、いつもだれかに
  相談している。そこで、必ず、おもしろい発見がある。
  他人の知恵ほど、役立つものはない。」

山本さんは、他人の頭を借りて使いこなすことを、
「ブレイン・ジャック」と呼んでいます。

他人の頭をジャックして、あたかも自分の頭のように使いこなすと、
自分だけでは考えられないアイディアが出てきます。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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