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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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秘島図鑑

満足度★★★
付箋数:20

著者の清水浩史さんから献本いただきました。
ありがとうございます。

以前、清水さんの本『海に癒される。 』を読んで、
海に行きたくなりましたが、今回は島に行きたくなる本でした。

しかし、本書で紹介されている島々には、
そう簡単に行くことができません。

なぜなら、それらの島々には航路がないから。

行く手段としては、漁船をチャーターして連れて行ってもらうか、
船が難破して、偶然、漂流するしかありません。

本書は、行けない島である「秘島」のガイドブック。

本書を読む前は、名前さえ知らなかった島が、
知って、なおかつ、行けないと知ると余計に行きたくなるものです。

  「それでもやっぱり、秘島は遠い。
  時刻表を眺めつづけても、秘島への航路が見つかるわけではない。
  でも、地図に目を凝らすと、そこには確かに秘島がある ― 。
  どうせ行けない島だし・・・・と、諦めたくもなる。
  でも、この本で問いたかったのは、(物理的に)行けないから、
  行けないのではない、ということ。遠くのことを思う気持ち、
  行きたいと思う気持ち、近づきたいと思う気持ち。
  それらの気持ちを持ち続けることが、広義の意味で “行くこと”
   “旅すること” なのではないか。」

確かに本書を読んだだけで、旅をした気分は味わえますし、
「秘島」という言葉から、ロビンソン・クルーソー的な想像も
どんどん膨らみます。

ちなみに、本書では秘島を次のように定義しています。

  ・リモート感がある(絶海の遠隔感)
  ・孤島感がある(比較的に小さな面積で、周囲に陸地や島がない)
  ・もの言いたげな佇まい(島の姿、形が個性的なもの)
  ・行けない。島へのアクセスがない(一般の公共交通機関がない)
  ・住民がいない
   (島に住所を有する人・住民票を置いている人がいない)
  ・知られざる歴史を秘めている
   (忘れてはいけない小さな島の物語)

本書で紹介される秘島は、南硫黄島、北硫黄島、沖大東島、
横当島、硫黄鳥島など厳選された33の島々です。

その中には船をチャーターしても行くことができない、
幻の島もあります。

その幻の島の1つが南波照間島。

  「日本最南端の有人島である、波照間島。そのさらに南に
  あるとされた、伝説の島。大波照間島とも呼ばれる。
  琉球王国時代の『八重山島年来記』には、波照間島の農民が
  重税を逃れるために南波照間島へ渡ったという記録が
  残されている。」

南波照間島は実在したのか、想像上の島だったのか?
もし、実在したとすると、どこの島なのか?

未だその存在は謎に包まれているようです。

逆に、無理をすれば行ける可能性のある島もいくつかあります。

全島民が完全移住してしまった八丈小島。
かつて銅採掘が行われたが、戦時中に島民が集団自決した屋嘉比島。
一度水没したが海底火山活動で新島が出現した昭和硫黄島。
旧日本海軍の戦艦「陸奥」が近くで爆発事故を起こした続島。

いずれも無人島になるに至った、あるいは無人島でいるための
それぞれの島の歴史があるようです。

この本から何を活かすか?

日本地理で、日本の端として習うのは以下の4島です。

東端:南鳥島(東京都)
西端:与那国島(沖縄県)
南端:沖ノ鳥島(東京都)
北端:択捉島(北海道)

この4島の中で南鳥島と沖ノ鳥島は無人島の秘島なので、
本書で紹介されています。

たまにニュースなどで聞くこれらの島について、
私は本書を読むまで、その歴史を全く知りませんでした。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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