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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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マネー&フリー 僕らが楽して大儲けした57の秘訣

満足度★★★
付箋数:19

  「当時感じていた違和感の正体はなんだったのか。
  与沢のことを考えていて、ふと思ったのは “女優” と “AV女優”
  の違いである。与沢のいうセルフブランディングは、
  女優をやりたくてAV女優をやっているというのと同じくらい
  説得力がないように感じたのだ。(中略)
   “女は顔出しでセックスすれば、男は顔出しで成金ぶりを
  アピールしまくれば有名になったり、金儲けができる” 
  かもしれないが、ブランドイメージはアップしないと思うのだ。」

これは本書の著者、水野俊哉さんがネット起業家の
与沢翼さんの取材を行ったあとの感想です。

与沢さんのセルフブランディングを、女優を夢見ながら、
地道な努力をせず、安易にAVに出演して有名になろうとする
AV女優の姿に重ねて見ているのは流石です。

本書での与沢さんの「儲かる度ミシュラン」は、
次のように評価されています。

  参入障壁 ★★★
    プライベートも切り売りする覚悟が必要
  競争度  ★★
    ネット有名人になるのもなかなか大変なはず
  資金繰り ★
    高級車やマンションの維持費だけで年数千万円はかかる
  破壊力  ★★★★★
    セルフブランディングによる情報格差を利用して暴利を得る
  総合   ★★    
    お金は手に入っても人として大事なものを失ってしまうだろう

本書は、いわゆる「情報起業家」の実像に迫るルポルタージュ。

紹介されているのは、川島和正さん、原田翔太さん、
峯島忠明(水戸大家)さん、岩佐忠幸さん、原田陽平さん、
与沢翼さん、菅野一勢さんの7名です。

彼らは、オークションやアフィリエイト、情報商材やオンライン塾
の販売などで平均年収1億円を稼いでいる面々。

彼らのやっている情報ビジネスは、詐欺やマルチ商法なのか?
仮に、そうだとしても、なぜ、何年もそれで稼ぐことができるのか?

本書で水野さんは、情報起業家たちを批判するでもなく、
礼賛するでもないフラットな立場で、彼らのビジネスの仕組みや
その生活ぶりをレポートしています。

例えば、2日間で5億円売り上げたとも言われる
プロダクトローンチの「継承」については、
次のように紹介されています。

  「 “権威” や “希少性” など “儲けたい”  “お金を稼ぎたい” 
   “今と生活を変えたい” というユーザーの心の隙に入り込み、
  ほぼ自動的に “イエス” と言わせる手法である。
  これを書いていて気づいたのだが、社会問題になった
  高額な羽毛布団や浄水器などの催眠商法とそっくりな仕組みだ
  と言っていいだろう。」

まともな人なら引っ掛からない手法でも、
大量にメールを配信すると、1000人に3人くらいは引っ掛かる。

「0.3%」の割合で引っ掛かれば、ビジネスとして
成り立つように組み立てられているようです。

そんなビジネスをやっているんだから、よっぽど悪いヤツらだろう
と思うかもしれませんが、水野さん個人としては、
そのような印象を持たなかったようです。

  「取材の中で感じたのは “あくどく稼いで遊ぶ” という
  彼らのパブリックイメージは、ほんの一面でしかないということだ。
  彼らは一様に勤勉で努力家。 “稼ぐ” ことに対する哲学のとうな
  ものを持っている。そのビジネス手法は、リアルビジネスの世界にも
  応用可能だ。」

この本から何を活かすか?

水野さんは、彼らの起業塾に参加せよとか、
情報商材を買えと言っているわけではありません。

しかし、彼らのグレーな手法を真似するも、真似しないも
あなた次第というのが、水野さんのスタンスです。

  「羨ましがって嫉妬したり、ネット掲示板に悪口を書くのも自由だ。
  しかし、そんなことをしても肝心要の自分自身の収入は
  1円もアップしない。むしろ彼らから何かを学び、少しでも豊かな
  暮らしを実現したり、自分自身の仕事やビジネスをうまく行かせる
  ヒントを本書から掴んでもらえれば、幸いである。」

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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