活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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イタリア人はピッツァ一切れでも盛り上がれる

満足度★★★
付箋数:19

編集を担当した戸塚さんから献本いただきました。
ありがとうございます。

  「イタリア人との暮らしの中で私自身が日々体験している出来事
  をもとに、 “人生をより楽しく、より良く生きるためのヒント” 
  をご紹介したい、というのが本書の目的である。
  不安定な世の中、お金や健康、将来など、心配事が尽きないのは
  どこの国の人にも共通していること。だけど、自分自身の
  ものの見方一つ、考え方一つで、同じ状況を良くも悪くも
  転換させることは可能だということを、私は自分の体験から学んだ。
   “お金がなくたって、人生は楽しめる。
  生きているなら、とことん人生を楽しまないと!” 」

本書は、人生を楽しむ生き方をイタリア人に学ぶ本。

著者の田島麻美さんは、2000年に半年間だけの予定で渡伊しました。
しかし、そのままイタリアに居ついて15年。

現在はローマを拠点に、ライター・エッセイストとして活動し、
イタリア語翻訳、テレビ・雑誌のコーディネイトなども手掛けています。

経済不況のどん底でも、なぜ、イタリア人は楽しく生きられるのか?

もちろん、イタリア人にだって悩みはあります。

しかし、お金のあるなしに関わらず、楽しく生きるかどうかは
本人の気の持ちようです。

美味しいものをみんなで食べて、笑って、おしゃべりすることで、
前向きに生きていくことが、イタリア人の元気の秘訣。

日本人から見ると、イタリア人は陽気すぎて脳天気に
感じるところもありますが、それが逆に日本人に足りない
気質なのでしょう。

  第1章 「グローバル」なんて興味ない。地元愛こそすべて
  第2章 他の誰よりも、自分の家族を大事にする
  第3章 自分の人生の主人公は「私」!
  第4章 おしゃべりのパワーは、生きる力
  第5章 喜びも痛みも分け合いたい!「隣人愛」で人生は豊かになる

人見知りのイタリア人は、いないのかもしれません。

さほど知り合いじゃなくても、触れ合って、もてなしたい。
喧嘩も一つのコミュニケーションで、喜怒哀楽を表現したい。

本書のエピソードでは、そんなイタリア人気質が伝わってきます。

田島さんは、フランス人とイタリア人のハーフの知人に、
フランス人とイタリア人の違いを質問したことがあるそうです。

  「最初に断っておくけど、フランスとパリは別の国だと
  思った方がいい。フランスも田舎は、素敵なところがいっぱいある。
  でも、パリは独特なんだ。みんなスノッブで、よそよそしい。
  冷たい感じがするよ」

  「でも、私がパリに行った時に出会ったフランス人は、
  みんな優しくしてくれたわよ?」

  「違うね。彼らは優しいんじゃなくて、『礼儀正しい』んだ。
  相手に自分のことを失礼だと思われたくないから、
  義務で礼儀正しくしているんだよ。それに対して、イタリア人は
  『親切』だ。行儀は悪いけれど、基本的にみんな親切でおせっかい
  だから、困っている人は絶対に見過ごさず、なんとか手を
  貸そうとしてくれる。そこが最大の違いだね」

この会話を聞くと、今の日本人はフランス人寄りかもしれません。

ただ、日本人の中にも江戸時代の長屋文化の頃は、
もう少しイタリア人気質があったように思えます。

この本から何を活かすか?

本書は、「日本より厳しい経済状況のイタリアでも、
人々は幸せに暮らしている」という体で書かれています。

しかし、1人当りのGDPで見ると、今や日本とイタリアは
大差がありません。

2014年のランキングでは、187ヶ国中、日本は27位で36,331ドル、
イタリアはその次の28位で35,823ドル。

毎日残業して、勤勉に働いている日本人と、
楽しく遊んでいる(ように見える)イタリア人が
経済的に同じ水準であることも問題ですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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| 人生論・生き方・人物・哲学 | 09:29 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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