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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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ヤフーとその仲間たちのすごい研修

満足度★★★★
付箋数:21

日経BP社さんから献本頂きました。ありがとうございます。

よくこんなスゴイ研修をやったなと思うと同時に、
よくこれを本にしたなというのが正直な感想です。

出川哲朗さんの名言、「これがリアルだから」を思い出しました。

本書は、6つの組織から選ばれた精鋭31人が、
半年間に渡る「地域課題解決プロジェクト(研修)」に
挑んだドキュメンタリーです。

2014年5月9日午後6時、東京・六本木にあるヤフーの社員食堂で
プロジェクトのキックオフミーティングが開催されました。

集まったのは、ヤフー、インテリジェンス、アサヒビール、
日本郵政、電通北海道、美瑛町役場の6つの組織から
選ばれた31名のメンバーです。

メンバーは、各組織では本部長クラスから、
入社2年目の若手まで幅広く、年齢層も20代前半から
40代前半まで様々。

彼ら31名が地域課題解決に挑むのは、北海道の美瑛町。

「パッチワークの路」で知られる丘の景観が有名な、
旭川と富良野の間にある、人口1万人ほどの小さな町です。

  「ゴールは、最終的に美瑛町の町長が、
  『よし、この皆さんの提案は素晴らしいから明日からやろう!』
  というところであって、格調高い提案をする必要はないし、
  税制が悪いので首相のところに行こうという提案をしたって
  意味がありません。『よしこれだ、明日からやろう!』
  と言われるような課題解決の提案をしてください」

このテーマに、31人が6つチーム別れて取り組むことで、
未来のリーダーを育成するのが研修の狙いです。

果たして、背景も年齢も共通言語も異なるメンバーが集まり、
美瑛町に対して、有益で実現可能な提案はできるのか?

個性豊かな参加メンバーは、プロジェクトを通じて
本当にリーダーとして成長できるのか?

  「今回の研修は、ある意味でヌエのようだったと思います。
  イシューを見つけるという研修的な要素、多種多様な人々が
  集まった中でのチームビルディングという要素、そして提案を通した
  社会貢献という要素、この3つを組み合わせちゃってますから。
  多面体ですし、どういうふうにも切り取ることができるので、
  分かりにくい面もありますが、この3つを掛け合わせた
  プロジェクトはこれまでになかった。」

これは研修を監修した、学びのプロである、
東京大学准教授の中原淳さんの言葉です。

そして、この研修プロジェクト全体を統括するのは、
ヤフー・ピープル・デベロップメント統括本部長の本間浩輔さんです。

本間さんは、一部の参加メンバーの取り組み姿勢に対し、
次のような厳し発言をしています。

  「仕事とプロジェクトを天秤にかけて、仕事を選んだ参加者が
  いました。日常業務の責任が大きく、そちらを疎かにすることが
  できなかったということだと思います。ただ、本当に優れたリーダー
  というのは、あれかこれかなんてことは考えずに、
  すべてに全力投球するんだよ。(ヤフー社長の)宮坂にしても、
  ただでさえ忙しいのに喜々としてすべてのプロジェクトに
  全力でぶつかるからね。どちらか一方しかできないと
  言っているうちはスーパーなリーダーにはなれないよ。」

本書には、様々な学びがありましたが、
個人的にはこの本間さんの言葉が一番刺さりました。

この本から何を活かすか?

本書では野村総研のフレームワーク「GISOV」
が紹介されていました。

  「G」ゴール : あるべき姿を最初に考える
  「I」イシュー : 現状と比較してそのギャップをイシューと捉える
  「S」ソリューション : イシューを解決するための大きな方向性
  「O」オペレーション : 実現するための現場レベルの運用全般
  「V」バリュー : 実際に生み出すことのできた付加価値を検証する

野村総研は、このフレームワークを用いて、
コンサルティングの現場で物事を考えるそうです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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