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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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高学歴なのになぜ人とうまくいかないのか

満足度★★★
付箋数:20

  「1万人以上の脳をMRIで診てきた経験から、私は、
   “高学歴な人ほどコミュニケーションが苦手で、
  駄々をこねて他人を困らせやすい” と断言することができる。」

著者の加藤俊徳さんは医師で、
MRI脳画像診断、発達脳科学の専門家です。

MRIで脳を診ると、同じような働きをする脳細胞ごとの
発達度合いがわかるそうです。

本書では、脳の機能毎の部位を「脳番地」と呼びます。

  「人間の脳は、誰でも総合力に大差はない。(中略)
  彼らの優秀さは、誤解を恐れずにいえば、ほかの分野の能力を
  犠牲にすることで成り立っている。ある能力を伸ばすためには、
  ほかの能力に目をつぶらなければならないからだ。
  天才と呼ばれる人の脳をMRIで診ると、発達していない脳番地が
  一般人よりはるかに多いことがわかる。」

ちなみに本書で言う高学歴・高偏差値は、偏差値60以上、
その集団の上位15%に入っている人のことを指します。

  ・高学歴な人は、公共の場で人を怒鳴り散らす
  ・高学歴な人は、つねに人より上に立ちたがる
  ・高学歴な人は、言葉尻をとらえて攻撃してくる
  ・頭がいいのに、反省の仕方がわからない
  ・言語能力が高い人は、絵を見ても何も感じない

高学歴の人にこういった特徴が見られるのは、
記憶系や理解系などの脳番地を鍛え続けた代わりに、
伝達系や感情系の脳番地が未発達だからなのです。

高学歴の人は、周囲に対するさまざまな配慮ができない代わりに
勉強だけに集中する能力が伸び、それを利用して勉強することで
いまの高い学歴を得てきました。

だからこそ、コミュニケーションに関わる脳番地が
未発達のままになっている人が多いようです。

  プロローグ 頭のよさは何で測れるのか
  第1章 偏差値の高い人が、なぜ他人を困らせるのか
  第2章 罪悪感のない人、駄々をこねる人の共通点
  第3章 こだわる脳は衰えやすい
  第4章 自分の脳は自分で育てる
  第5章 脳を強くすれば人生は大きく変わる
  エピローグ 医者の脳も問題だらけ!?

本書は、高学歴なのにコミュニケーションがとれない人を
攻撃することを目的とした本ではありません。

  「大切なのは、脳番地の発達を総合的に把握し、
  新しい能力観でとらえることである。
  それによって、従来型の能力観が引き起こしている
  社会のゆがみや人間関係の摩擦に、冷静に取り組むことができる。」

加藤さんが言っている、脳番地によって、
その人の特性を理解するという話はよくわかります。

しかし、本書で挙げられる「高学歴なのに◯◯な人」
という事例は、数値的なデータが示されていませんから、
どの程度信頼できる話なのかは判断できません。

高学歴でなくても、公共の場で人を怒鳴り散らす人もいますし、
頭が悪くて更に反省の仕方がわからない人もいますから。

加藤さんは「高学歴な人ほどコミュニケーションが苦手」と断言
していますが、学歴とコミュニケーション能力に負の相関があるなら、
個人的には根拠となるデータを示して欲しかったところです。

この本から何を活かすか?

  こだわる脳は衰えやすい

こだわりが強く、変化を苦手とする凝り固まった脳は、
異なるライフスタイルにうまく対応することができません。

脳にはつねに新しい刺激を与えることが大切。

固執することをやめ、柔軟に変化を楽しんでいると
脳は衰えにくくなるようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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