活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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ザ・プラットフォーム

満足度★★★★
付箋数:23

超国家的なプラットフォームとして、世界を変えるだけの力を持つ、
グーグル、アップル、フェイスブック。

本書の著者、尾原和啓さんは、「共有価値観」から、
プラットフォームとしての3社の根本的な違いを読み解きます。

この共有価値観の違いが見えてくると、
グーグルはなぜ、オートナビゲーションカーを開発しているのか?
ファイスブックはなぜ、オキュラスリフトを買収したのか?
などの理由がわかります。

まず、グーグルの共有価値観は「マインドフルネス」。

これは、余計な雑事は全てグーグルに任せてしまって、
私たちは、日常生活の1つ1つに集中して、
素晴らしさを味わい、幸せを感じて過ごせる状態です。

  「俺はセルゲイ・ブリンと未来についてのバカ話をするのが
  大好きなんだ。だからこれから行く先の渋滞情報が自動で届けば、
  余計なことに気をめぐらせずにバカな話を、少しでも長く
  続けられるじゃないか。」

これは、グーグルCEOのラリー・ページさんの言葉。

グーグルがオートナビゲーションカーを開発しているのも、
私たちから運転で浪費する時間を取り除き、目的地に向かう間、
音楽や風景を楽しむことに集中できるようにするためなのです。

これに対して、アップルの共有価値観は、「iPad Air」の
ビデオのナレーション「What will your verse be?」にある、
「あなたのヴァース」という言葉に凝縮されています。

ヴァースとは、あなたの物語、あなたの人生、あなたの宇宙、
といったニュアンスを含む言葉。

アップルには、「あなたの情熱を拾い上げて、
あなただけのヴァースを生きられるように手助けしたい」
という想いがあるようです。

例えば、Apple Watchは、生活の中から煩わしさを減らす
ツールではなく、新しいコミュニケーションで人々と
つなぐことで、より豊かな人生を作るためのツールです。

一方、フェイスブックの共有価値観は、
「世界をよりつながれたオープンな場にすること」です。

人生の転機において決定的な影響を与える情報は、
ちょっとした知り合いから持たられることが多いという、
「弱い絆の強さ」理論があります。

フェイスブックは、薄くて広い人間関係をつくる共有価値観は、
ちょっとした知り合いと日常的につながることで、
思ってもみなかった情報が入り、視野を広げてくれることを
狙っているのです。

できるだけ人々につながって欲しいと考えるフェイスブックは、
世界をよりつながれたオープンな世界にするために、
オキュラス社を買収したと尾原さんは考えています。

グーグル、アップル、フェイスブックといった
プラットフォームによって、世界がどのように変わっていくのか?

日本を代表するプラットフォーム、リクルート、iモード、
そして楽天には、どのような可能性があるのか?

プラットフォームには、人を幸せにする力があるのか?

本書で、尾原さんはプラットフォームを通して見える未来を
私たちに示してくれます。

この本から何を活かすか?

  アマゾンより楽天の品ぞろえが多い理由

実は楽天の品ぞろえは、世界的なプラットフォームである
アマゾンよりもはるかに多いそうです。

楽天が採用する「モール型サイト」というプラットフォームでは、
実は店舗同士の横のつながりが強く、自由競争すると同時に、
互いの様子を見ながら棲み分けが進み個性化されていることが、
楽天の品ぞろえの数が驚異的に多くなっている理由です。

  「その様子は、さながら楽天にある約4万4000もの店舗が、
  まるで一つの群体のようにして動きまわり、なにか新しい商品が
  登場したら一気に群がり、しかしすぐに互いに棲み分けしていき、
  また新しい空白地帯を探す―というような光景です。
  こうして “楽天経済圏” の群体は、今も動きを止めることなく
  拡大を続けています。」

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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