活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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大人のための会話の全技術

満足度★★★
付箋数:23

  「この本は、会話の達人になるための本です。
  自分はどんなときでも、どんな相手にでも完璧な会話を
  することができる。そういう人には、この本は必要ありません。
  しかし、これまでのあなたの人生で、もし次のような経験が
  あるのならば、この本はあなたにとってとても役に立つ
  一冊となるはずです。

  一、自信のある企画を立てたのに、上司や取引先を説得できず、
   企画を進められなかった。

  二、講演やプレゼンテーションなどでたくさんの人の前で
   話すことになったとき、緊張して思い通りに話せなかった。

  三、あまり親しくない相手とエレベーターで一緒になり、
   気まずい沈黙になってしまった。

  もし一つでも当てはまるのなら、この本を読み込み実践することで、
  もう二度とそのようなことは起こらなくなるでしょう。」

本書の内容に齋藤孝さんは、相当な自信を持っています。

本書は、齋藤さんが長年の研究によって積み上げてきた
コミュニケーション力の知見の集大成。

大人のための読書の全技術』に続く、「全技術」シリーズの
第2弾となります。

  第1章 そもそもコミュニケーションとはなにか
  第2章 コミュニケーションの基礎能力を身につける
  第3章 ちょっとスパルタ! コミュニケーション力の鍛え方
  第4章 応用編 コミュニケーションの達人になる
  終章 社会人なら知っておくべき歴史を動かしたスピーチ七選

齋藤さんは、社会人としてのコミュニケーションには、
次の3つの要素が求められると言います。

1つ目は、「正確さ」。

社会人は個人対個人だけでなく、組織を背負った人間として
コミュニケーションすることになりますから、
より正確であることが要求されます。

2つ目は、「スピード」。

スピードには、レスポンスの速さと、用件のみを手短に
伝える速さの2つがあります。

誰もが判断を急いでいる現代においては、スピードこそが
相手に示す誠意であり、コミュニケーションの大切な要素なのです。

そして3つ目が、「人間味」。

  「最近では現代社会に適応しすぎて、仕事でもプライベートでも
  感情が籠っていない手短な会話しかできない人が多くなって
  いるのです。多くの人が、まるで『ゴルゴ13』のような状態に
  なってしまっているのです。」

ゴルゴは仕事を受ける時、用件以外の会話は一切しません。

相手が前置きをしようとすると、「用件に入ってもらおう」と
会話を遮り、必要最低限の情報だけ聞くと、
「わかった。報酬はスイスの銀行に振り込んでくれ」と
会話を終わらせます。

このような応対では、現代社会の環境には適応していても、
人しての感情を通じ合うコミュニケーションになっていません。

今の時代に求められているのは、基本的には速くて正確ですが、
ここぞという時には、感情が乗った言葉や、
人間的な言葉が加味されたコミュニケーションなのです。

本書では、具体的なコミュニケーション力の鍛え方を解説しつつ、
挨拶、雑談、会議、講演、謝罪などの様々な局面で使える
コミュニケーションのテクニックも披露しています。

この本から何を活かすか?

本書では90ページ近くもの紙面を割き、
世界を動かした歴史的なスピーチ7本を厳選して紹介しています。

齋藤さんが選んだのは、マララ・ユスフザイさん、
ムハマド・ユヌスさん、ネルソン・マンデラさん、
マーティン・ルーサー・キングさん、ジョン・F・ケネディさん、
マハトマ・ガンディーさん、夏目漱石さんのスピーチです。

これらのスピーチには、「ミッション」、「パッション」、
「ハイテンション」の3つの要素が共通して入っているようです。

確かに、文字で読んだだけでも、心を揺り動かされます。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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