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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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シンプルに考える


満足度★★★
付箋数:25

  「社長退任を機に、これまでの人生で経験したこと、
  学んだこと、考えたことを、ひとりでも多くのビジネスパーソンと
  シェアしたいと考えて本書を書きました。」

本書の著者は、2015年3月にLINE株式会社の社長を退任し、
現在はC Channel株式会社の社長を務める森川亮さんです。

本書で明かされるのは、利用者が世界で5億人を超えると言われる
LINEを生み出したチームが、今でも実践している方法論です。

  ライバルと「戦わない」。

なぜなら、戦うことが本質ではないからです。

それよりも、シンプルにユーザーのことだけを考え、
ユーザーが本当に求めているものを生み出すことに集中します。

  社員の「モチベーション」は上げない。

企業はプロフェッショナルを採用しているからです。

会社や上司にモチベーションを上げてもらわなければ
ならない人は、プロとして失格です。

  「統制」はいらない。

フルスピードに走っている現場で必要なのは、
的確かつスピーディーな意思決定です。

そのために必要なのは、自分で決めることと、
「決める人」を決めること。

現場を統制するよりも、権限移譲することが、
意思決定のスピードを格段に上げます。

  会社に「ビジョン」はいらない。

ビジョンとは、会社の未来の姿を示すことです。

しかし、この変化の激しい時代に、誰にも未来のことはわかりません。

森川さんは、わかるはずもない未来を予測することよりも、
目の前のことに集中することが重要だと考えます。

  「事業計画」はいらない。

計画があるから、変化に弱くなります。

変化の速いインタネットの世界では、計画を持つことが、
素早く変化に対応することへの足枷となります。

  社内で「情報共有」はしない。

情報は閲覧可能な状態にしておいて、見たい人は
勝手に見に行けばいい。

情報共有のために集まって、伝達や報告に時間を費やしても、
ユーザーの価値に結びつくものは、何も生み出しません。

  「差別化」は狙わない。

なぜなら、差別化することは本質的ではないからです。

ユーザーが求めているのは、「違い」ではなく「価値」。

差別化を追求すればするほど、ユーザーが求めていることから
遠ざかってしまいます。

本書で示されるのは、これまでビジネスでは「常識」と
考えられてきたことに反するものばかりです。

森川さんの信条は「シンプルに考える」ことです。

常識という表面的な価値に惑わされず、「何が本質か?」を
徹底的に考え尽くし、それ以外のものは全て捨てます。

そして、最も大切なことに、すべての力を集中させます。

それがLINEが短期間で成功した秘訣のようです。

  第1章 ビジネスは「戦い」ではない
  第2章 自分の「感性」で生きる
  第3章 「成功」は捨て続ける
  第4章 「偉い人」はいらない
  第5章 余計なことは全部やめる
  第6章 イノベーションは目指さない

この本から何を活かすか?

森川さんが立ち上げた「C Channel」とはどんな会社なのか?

C Channelは、10代~30代女性をターゲットとした
動画ファッション雑誌。

クリッパーと呼ばれる、契約したモデルやタレントが、
普段通っているカフェや、服のコーディネート、ヘアメイク
などの動画を撮影して、1分以内にまとめた動画を配信する
サービスです。

森川さんは、C Channelで海外進出することも狙っているようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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| 経営・戦略 | 06:42 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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