活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

PREV | PAGE-SELECT | NEXT


≫ EDIT

我が逃走


満足度★★★★
付箋数:8

  「この本は、僕、家入一真の、およそ十年余りのデコボコした日々を
  まとめたものだ。前作『こんな僕でも社長になれた』を読み返すと、
  そこには会社にも家族にも友人にも恵まれた、幸せいっぱいの
  ひとりの社長がいて、なんだか遠い世界の物語のように思える。
   “思えば遠くへ来たもんだ” とはよく言ったものだ。
  あの頃はまだ、知らないことばかりだった。」

本書は家入一真さんが、「ロリポップ!」を立ち上げて、
ペパボの社長になったところから始まります。

以前、当ブログで紹介した『お金が教えてくれること』でも、
ペパボの成功で手に入れた10数億円を、わずか2年で
使い果たしたことが書かれていましたが、本書ではその当時の
家入さんの考えや行動が克明に描かれています。

手に入れた大金を使い果たして転落するところから、
新たな道を模索する家入さんの人間味溢れる半生記。

家入さんが求め続けているのは「居場所」をつくることでした。

カフェを作ったのも、若者たちの駆け込み寺の「リバ邸」を
作ったのも、すべては居場所づくりのためです。

一般の人だと、家庭が居場所になるのかもしれませんが、
そこは家入さんにとって好奇心を刺激する居場所では
なかったようです。

家入さんは、面白いと思ったことは、やらずにはいられない質で、
次から次へと新しいことに興味を持ちます。

その一方で、お金にはとことんルーズで、
お金を管理するという概念がほとんどありません。

だからこそ、普通の人だったら躊躇することでも、
どんどんチャレンジしてけるのでしょう。

シリアルアントレプレナー(連続起業家)と呼ばれるには、
圧倒的な好奇心の強さと、どこか感覚が麻痺した部分を
同時に持ちあわせている必要があるのかもしれません。

家入さんは、都知事だった猪瀬直樹さんの進退が話題になった頃、
いろんな人から、「都知事選出ちゃいなよ」と軽いノリで、
言われることが多くなったそうです。

最初は、「だよねー。公約は何にしようかなー」と、
調子を合わせて返していましたが、次第に本気で都知事選を
意識するようになりました。

そして、2013年12月29日、ツイッターでつぶやきます。

  「都知事選出るか・・・・」

このツイートは大きな反響を呼びます。

ネットでは、政治は変えられないという否定的な意見もあれば、
熱い思いで家入さんを後押しする意見も多く上がりました。

  「僕みたいなダメ人間が政治だなんて、場違いだということも
  自分が一番わかっていた。それでも僕は、自分がこじ開けられる
  かもしれない扉に触れてみたかった。自分が立候補することで、
  次に繋がる何かがあるなら、行動したいと思った。」

家入さんは、再びツイートします。

  「1000RT行ったら立候補」

家入さんがこのメッセージを投稿すると同時にRTが始まり、
わずか30分ほどで1000RTが達成されてしまいました。

そして、家入さんは2014年に東京都知事選挙へ出馬します。

本書に描かれているのは、一般の人が体験できない、
ジェットコースターのような人生ですから、
読み始めると、どんどん引き込まれていきます。

本書は、とにかく面白くて、ちょっと切ない物語です。

この本から何を活かすか?

本書を読んでして、感心するのは秘書の内山さんの健気さです。

子どもがそのまま大人になったような家入さんには、
しっかり面倒を見てくれる秘書の存在が必須。

内山さんは、家入さんの足りない所を補い、
秘書として懸命に支えています。

きっと、本書を読んだ男性読者は、
誰もが内山さんに惚れてしまうことでしょう。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加

| 人生論・生き方・人物・哲学 | 09:42 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://ikadoku.blog76.fc2.com/tb.php/2450-ae015792

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT