活かす読書
ikadoku

ビジネス書・ベストセラー本・科学本を中心に13年以上、ひたすら本を紹介し続けるブログ。既に紹介した本は3700冊以上。

伝え方が9割 2

2015年06月18日
交渉術・伝える力・論理・人脈 0


満足度★★★★
付箋数:28

   「夕方のファミリーレストラン。
  その日は、子ども連れのお母さんたちと、サラリーマンの
  お客さまが多数いました。

  店員の斉藤のり子さん(仮名)は困っていました。

  子どもたちが騒ぐのはまだしも、座席から離れて、
  フロアーを走りはじめたのです。

  斉藤さんは、子どもたちのお母さんのところへ行き、
  楽しそうに会話するママ友集団にお願いしました。

   “他のお客さまのご迷惑になるので、お子さまを席に
  つかせていただけませんか?”

  話をやめて、一瞬こちらを見ていたママ友集団。
  でもその後は、まったく何もなかったように学校の先生の
  うわさ話に戻っていきました。」

これは本書に掲載されてた「実践ストーリー」です。

こんな状況がいかにもありそうで、斉藤さんの困った様子が
見に浮かびますね。

この後、斉藤さんは店長に相談します。

すると店長は、ママ友集団のところへ行って一言。

店長の言葉を聞いたママ友集団は、あれだけ無視を決めていたのに、
態度を一変させ、子どもたちを席に連れ戻しました。

果たして、店長はどのように注意したのでしょうか?

ここで大切なのは、思ったことをそのままコトバにしないことです。

一旦、あなたのお願いに対して、相手はどう考えるか、
ふだん相手は何を考えているかを想像します。

そして、コトバにするときは、相手のメリットと一致する
お願いをつくります。

店長は、斉藤さんがストレートにお願いした時の
ママ友集団の反応を聞いて、相手の頭の中を想像しました。

  「ファミレスなのだから少々騒いだっていいでしょ」

それと同時に、母親なら当然思っている心理も想像しました。

  「子どもにはケガをさせたくない」

母親なら誰だって、大切な我が子をケガをさせるような
事態を避けたいと思っているはずです。

そこで店側とママ友集団のメリットを一致させた一言。

  「熱々の料理を運んでおります。ぶつかってこぼすと、
  お子さまに大変なやけどをさせてしまいます。
  席に戻るようお伝えいただけませんか?」

この言葉を聞いた、ママ友集団はお互いに目を合わせて、
子どもを席に呼びつけたり、迎えに行きました。

本書は伝え方を少し変えるだけで、イエスをもらう可能性を
大きくアップさせる本です。

著者はコピーライターの佐々木圭一さん。
ベストセラーになった『伝え方が9割』の第2弾です。

前著では「イエスに変える7つの切り口」と
「強いコトバをつくる8つの技術」が公開されていましたが、
本書では新たに3つの技術が加わりました。

内容は、「伝え方のレシピ」を披露するだけでなく、
身につけて即使えるように、次の3つが用意されています。

  1. 記憶に定着する! 「実践ストーリー」
  2. 読むだけで練習になる! 「アウトプット型構成」
  3. 実際の講演を体験できる! 「実況中継」

個人的には、3つ目の「実況中継」のパートが
一緒に考えることができて、よかったですね。

パート1を読んでいない方が、パート2だけを読んでも
理解できるように配慮されていますから、
こちらを先に、あるいは、こちらだけを読んでも大丈夫です。

この本から何を活かすか?

  「好きだ、気がおかしくなるほど惚れている」

これは『花より男子』の道明寺司が、つくしに言ったセリフ。

このように人間味があって、人を惹きつけるコトバを
つくることができるのが「赤裸々法」のレシピです。

心の中から湧いてきたり、天から降ってくるのではありません。

自分のカラダに起こっていることを観察して、
あえてコトバにしてつくるのです。

例えば、おいしいものを食べた時、カラダの変化に注目します。

  頭の中は? → 真っ白になる

だから「頭の中が真っ白になるくらい、おいしい」と表現します。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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ikadoku
この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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