活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

PREV | PAGE-SELECT | NEXT


≫ EDIT

人は、誰もが「多重人格」



満足度★★★
付箋数:22

  「人は誰もが、心の中に “いくつもの人格” を持った
   “多重人格” です。しかし、通常は、仕事や生活の状況や
  場面に合わせて、その “多重人格” の中から、ある人格を選び、
  働き、生活しています。しかし、自分の中に隠れている
   “幾つもの人格” に気がづき、それらに光を当て、意識的に育て、
  状況や場面に応じて適切な人格で処することを覚えるならば、
  自然に “幾つもの才能” が開花していきます。
  それゆえ、自分の中に眠る “幾つもの才能” を開花させたいと
  思うならば、自分が意識していなかった “幾つもの人格” に
  気がつき、その “多重人格のマネジメント” を行うことが不可欠です。
   “多重人格のマネジメント” を行うことによって、
   “多彩な才能” が開花していきます。」

本書は田坂広志さんがある講演会でこのように語ったところ、
書籍編集の仕事に携わる田坂塾の塾生の方から、
「多重人格のマネジメントと才能開花」について対話形式で
書籍を上梓したいと提案があったそうです。

それが実現したのが、対話形式で書かれた本書です。

田坂さんは、今まで対話形式で本を執筆したことがないようですが、
いつも自問自答を繰り返し、テーマを深く掘り下げる本を
書いていますから、対話形式になっても、あまり違和感はありません。

自ら問いを発する代わりに、対談相手が質問をしてます。

人を相手に語っているので、冗談や笑いも交え柔らかい雰囲気が
伝わってくるところが、他の著書との違いでしょうか。

田坂さんは、「才能の本質は人格である」と語ります。

例えば、営業の仕事では、顧客の気持ちをその言葉や表情から
感じ取れる細やかな人格が才能を支えます。

企画の仕事では、創造的なアイディアをメンバーから引き出すために、
包容力ある温かい人格が才能を支えます。

ですから、それぞれの仕事において、必要な人格を育てることが、
才能を育てることにつながるのです。

そして、1つの仕事においても必要な才能は1つだけではないので、
自分の中に「何人もの人格」がいて、状況に応じて、
「最も適切な人格」が前に出るようにするのが、
多重人格のマネジメントです。

人は誰しも心の中に幾つもの人格を持っているので、
そのマネジメントを適切に行えば、日常の仕事や生活において、
隠れていた才能を開花させることができるというのが、
田坂さんの考えです。

本書では、隠れた人格には3つのレベルがあると
説明されています。

第1は、「表層人格」で、これはある状況では隠れていますが、
他の状況では、既に表に出ている人格です。

第2は、「深層人格」で、現在は隠れていて表に出てきていない
人格で、これが置かれている状況が変わったり、意識的な努力で
自分の中に育ち、表に出てくる人格です。

第3は、「抑圧人格」で、何かの理由で、強く抑圧されて、
心の奥底に抑え込まれ、なかなか表には出てこない人格です。

これはいわゆるトラウマと言うやつですね。

それぞれのレベルの人格を開花させるには、
幾つかの異なる技法が必要であると説明されています。

例えば、深層人格を開花させるには、「優れたプロフェッショナルを
師匠として、その師匠から人格を学ぶ技法」や、
「自分の中の隠れた人格が開花する仕事を選ぶ技法」や
「日常とは違う場で表れる日常とは違う人格を体験する技法」の
3つが紹介されていました。

この本から何を活かすか?

本書では「豊かな人間像を開花させる」方法として、
「映画」を見ることが勧められていました。

優れた原作や脚本、役者の演技、監督の演出が揃っていて、
登場人物の「人間」をリアルに描いた映画を選ぶ。

そして、名優が演じる登場人物に深く感情移入し、共感し、
「自分がこの状況だったら」、「自分がこの登場人物だったら」と
考えながら見ると、自分の中の別人格を発見できて、
豊かな人間像を育てることができるようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加

| 自己啓発・セルフマネジメント | 06:20 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://ikadoku.blog76.fc2.com/tb.php/2443-610e16f2

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT