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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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イノベーション・ファシリテーター



満足度★★★
付箋数:24

ファシリテーションやファシリテーターという言葉が、
以前より一般的に使われるようになりました。

グループによる活動が円滑に行われるように支援するのが、
ファシリテーションで、その場の進行役がファシリテーターです。

では、普通のファシリテーターと、本書のタイトルになっている
「イノベーション・ファシリテーター」とは何か違うのでしょうか?

  「ファシリテーターとイノベーション・ファシリテーターの違い。
  それは、 “場の進行をサポートする” のがファシリテーターで、
   “イノベーションの道筋を描く” のが
  イノベーション・ファシリテーターの役割だということです。
  どちらがいいということではなく、両者は似て非なるものなのです。」

ファシリテーターとイノベーション・ファシリテーターは
その目的が違います。

ファシリテーターは、会議の進行を担い、参加者一人ひとりの
意見をホワイトボードに書き出し、場が混乱しないように
調整しながら合意形成に導くことが目的です。

一方、イノベーション・ファシリテーターは、会議の進行役とは
異なるスタンスを持つため、合意形成が目的ではありません。

達成したい社会的な課題に対して、課題の当事者と関係者たちの
関係に変容を生み出していくことが目的です。

イノベーション・ファシリテーターが変容を生み出すために、
大切なのは「実践」よりも「思想」のようです。

また、本書では課題の当事者と関係者のことを
「ステークホルダー」と呼びます。

あともう一つ、本書では聞き慣れない言葉が登場します。

  「イノベーション・ファシリテーターは、イノベーションを
  起こすために、ステークホルダーを集めたフューチャーセッション
  を開きます。」

ここで出てきたフューチャーセッションとは、
「未来に向けた問いかけがあり、それに呼応して集まった
多様な参加者が、対話を通じて相互理解と信頼関係を築き、
新たな関係性と新たなアイディアを同時に生み出し、
協調してアクションを起こしていく場」と定義されています。

平たく言うと、対話によってイノベーションのきっかけを作る、
未来へ向けた会議のことです。

本書の著者、野村恭彦さんは、イノベーション・ファシリテーターと
フューチャーセッションの生みの親です。

1年に80以上のフューチャーセッションの設計とファシリテーション
を行い、社会的問題を解決してきました。

本書では、どのようにしてイノベーション・ファシリテーターに
なるのか、どうやってフューチャーセッションの場をつくるのか、
その前後を詳しく解説します。

ちなみに、フューチャーセッションの事前準備は通常2ヶ月かかり、
フォローは1ヶ月かかるので、1度のセッションは3ヶ月かかる
仕事のようです。

  第1部 イノベーション・ファシリテーターの思想
   第1章 フューチャーセッションを開くまえに
   第2章 問いを立てる
   第3章 ゴールを見つめる
   第4章 関係性を生み出す
   第5章 参加者一人ひとりを主人公にする
   第6章 集まった人たちならではの意見をつくる
   第7章 デザイン思考と未来志向
   第8章 関係性のつなぎ直しで課題解決
  第2部 フューチャーセッションの実践
  第3部 不安、疑問に答えるQ&A

この本から何を活かすか?

本書の「まえがき」は神田昌典さんが書いています。

その中で、フューチャーセッションで商店街を活性化する
ドキュメンタリー映画が作られていると紹介されていました。

その映画が、恐らくこちらです。



Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 会議術・ファシリテーション | 06:32 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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