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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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明日のプランニング



満足度★★★
付箋数:21

あなたは、「ゼダバイト」という単位を聞いたことがありますか?

キロバイトから始まって、メガバイト、ギガバイト、テラバイト、
ペタバイト、エクサバイトと続き、その次がゼダバイトです。

ゼダバイト(ZB)=2の70乗バイト

2010年、世界に流れる情報量はついにゼダバイトの時代に
突入したようです。

更に、2016年には「ひと月」あたりのインターネットの
モバイルトラフィック量が1.3ゼダバイトになると予想されています。

ここまで急激に情報量が増えているのは、
スマートフォンの普及によるものでしょう。

1ゼダバイトとは、「世界中の砂浜の砂の数」と
同じくらいの数のようです。

1つの砂浜にある砂の数だって、気の遠くなるような数ですが、
それが世界中の砂浜の砂の数ですから、
まさに無限とも言える情報量です。

つまり、私たちがが広告や宣伝などで伝えたい情報があっても、
それは生活者にとっては「砂の一粒」程度の情報に過ぎない
ということです。

この情報が過剰な現代を、本書の著者の佐藤尚之さんは、
「情報 “砂の一粒” 時代」と表現しています。

このように書くと、ほとんどの人がネットにつながり、
テレビや新聞などの従来のメディアは過去のものに
なってしまったような感覚に陥ってしまいます。

しかし、佐藤さんは次のような数値を示しています。

  ネットを毎日は利用していない人:約5670万人
  検索を日常的に利用していない人:約6000万~7000万人
  ソーシャルメディアを利用していない人:約7000万人

  「こんなにいるのである。
  世はネット上のマーケティングが全盛になってきているが、
  ネットにあまり触れていない人たちが、
  ざっと国民の半分くらいいるのである。
  国民の半分くらいが “砂一時代『以前』” の情報環境なのだ。」

佐藤さんは、プランニングを「砂一時代の生活者」と
「砂一時代以前の生活者」に切り分ける必要があると説明します。

  「あなたが伝えたい相手が “砂一時代の生活者”
  (主にアーリーアダプター)であれば、そこに最適化したプランを
  作らないといけないし、それが “砂一時代以前の生活者”
  (主にレイトマジョリティ)であれば、そのやり方は通用せず、
  まったく違うやり方をしないといけないだろう。」

本書のゴールは、情報を必要とする生活者に伝えて、
喜んでもらうことです。

言い換えると、「伝えたい相手の笑顔」を目指します。

しかし、スタート地点では、「砂一時代の生活者」と
「砂一時代以前の生活者」に分けてリーチする必要があるのです。

  第1章 「情報 “砂の一粒” 時代」がやってきた
  第2章 忘れちゃいけない!
     情報 “砂の一粒” 時代「以前」を生きる生活者たち
  第3章 友人知人という最強メディア
  第4章 ファンベースとマスベース
  第5章 ファンにアプローチする3つの方法
  第6章 ファンからオーガニックな言葉を引き出す7つの方法

本書は、『明日の広告』、『明日のコミュニケーション』に続く
シリーズ第3弾です。

佐藤さんは本書で、伝わらない時代に、
「伝えたい相手を笑顔」にする方法論を示します。

この本から何を活かすか?

本書では、友人知人からの本音の言葉、自然な言葉、
心からの言葉を「オーガニックリーチ」と呼んでいます。

例えば、競馬に興味のないA君にテレビでタレントさんが
「競馬って楽しいよ!」と訴えても、情報過多の時代には、
スルーされてしまいます。

ところが、友人のZ君が「おい、競馬行かない? 面白いぜ。
一緒に行こうよ。どう、今度の日曜日!」と誘うと、
A君は競馬自体には共感しなくても、
Z君という友人に共感することで、情報が伝わるのです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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