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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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論理思考力をきたえる「読む技術」



満足度★★★
付箋数:22

人間の知的活動は、すべて論理という約束事から成り立っています。

論理力を身につけると、人の話をしっかりと理解でき、
自分でも論理的に話ができるようになります。

コミュニケーション能力全般をアップさせるだけでなく、
発想力、想像力、表現力まで高めることができます。

まさに論理力は、あらゆる場面で役立つ生涯の強力な武器なのです。

ところで、これほど重要な論理力を、人はどうしてもっと必死に
身につけようとしないのでしょうか?

現代国語のカリスマ講師、出口汪さんはその理由を2つ挙げています。

1つ目の理由は、論理力が語学や数学などと異なり、
数値化しにくい能力で、非常に目に見えにくいこと。

もう1つの理由は、論理力が生まれつきの頭の良さだと考えられ
身に付けることを諦めている人が多いこと。

しかし、論理力がその人の生まれつきの気質だというのは、
大きな誤解で、人は誰でも論理力を身につけることができる
というのが出口さんの考えです。

では、一体、どのようにすると論理力を身につけることができるのか?

巷には、論理思考を扱うビジネス書が数多く刊行されています。

そういったロジカル・シンキングの本を読めば、
論理思考が身につくのでしょうか。

出口さんは、ロジカル・シンキング本は机上の理論であって、
1冊のビジネス書だけで急に頭が論理的なるはずがないと指摘します。

なぜなら、論理思考は日々日常的な訓練からしか養成されず、
身に付ける唯一の方法が「ロジカル・リーディング」だからです。

ロジカル・リーディングとは、著者の立てた道筋を
あるがまま追うことで、論理力を身につける読書法です。

また、出口さんは、多くの速読法は斜め読み・飛ばし読みの方法であり、
論理にもとづくものでない限り、文章の理解は難しいと指摘します。

速く読む方法は、筆者の立てた道筋を早く、正確に読み取る
こと以外にあり得ないからです。

  「何となくといった読み方から、文章の道筋を追っていく
  読み方への変換、これがロジカル・リーディングの基本であって、
  そのことであなたの頭の使い方は確実に変わっていくのである。」

本書は、読書を通じて論理力を身につけるための本です。

  第1章 あなたの論理力はどのレベル?
  第2章 論理とは何だろう?
  第3章 まずは言葉の使い方を変えてみよう
  第4章 論理の基礎を学ぼうⅠ
  第5章 論理の基礎を学ぼうⅡ
  第6章 読書テクニックを身につけよう
  第7章 ロジカル・リーディングを実践してみよう
  第8章 1冊のストックノートにまとめてみよう
  第9章 論理力を普段の生活に生かそう

まず、本書では論理力テストが7問出題されます。

出口汪の新日本語トレーニング』シリーズにありそうな問題です。

中学レベルの問題で、決して難しくありませんが、
10分間の制限時間があって、意外と苦戦する方も多いはずです。

論理力を使わないと、制限時間内に終わらないような
問題になっているのです。

本書では、論理力テストを題材に、社会人が身につけるべき
論理力の基礎とロジカル・リーディングの技法が紹介されています。

ちなみに本書は2009年5月にインデックスコミュニケーションズ
から刊行された『出口式ロジカル・リーディング』を改題し、
文庫化した本です。

この本から何を活かすか?

  記憶力をアップしたいなら、覚えようとするな

出口さんは、論理力は記憶力にも大いに関わると解説します。

  「よくものが覚えられないと嘆く人がいる。
  実は覚える必要などない。
  ものの論理的関係を理解すればいいだけである、
  そうすれば、自然と頭に整理された形で入ってくる。」

トーリーで記憶すると覚えやすいと言われるのも、
そこに論理関係があるからなのでしょう。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 読書法・速読術 | 06:22 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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