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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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納得させる話力

納得させる話力納得させる話力
(2015/03/21)
土田 晃之

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満足度★★★
付箋数:24

今では、すっかり「ひな壇芸人」という言葉が世間で定着
しましたが、その言葉を広めたのが、土田晃之さんです。

土田さんの言葉には非常に説得力があり、
トーク番組では話を振られると、的確なコメントを返すので、
素人の私から見ても、安定感があるように感じます。

ひな壇できっちり仕事をする職人といった佇まいですね。

さて、本書は「お悩み相談形式」で土田さんが、
一般のサラリーマンからの質問に答える本です。

月刊「EX大衆」にて2013年1月号~2015年5月号まで
連載していた2つのコーナーの記事に加筆・修正したもの。

  質問)
  「説明がヘタで困っています。一生懸命説明しているのですが、
  なかなか相手に自分が伝えたいことが伝わりません。
   “何を言いたいのかわからない” と言われてしまうこともあります。
  どうしたらもっとわかりやすく人に説明できるでしょうか」
  (33歳・メーカー勤務)

  土田さんの回答)
  「たぶん、プレゼンとか説明がへたな人は、 “付属” が多いんですよ。
  上島(竜兵)さんとかもそうですけど、単純に説明が多い。
  そこまで説明する必要もないんです。あれこれ付属の説明を
  付けすぎるから、肝心なことが相手に伝わらない。
  この話の何が大事で、何がいらないかっていうのを考えて
  しゃべらないと、相手から “この人、何が言いたいの?” って
  思われてしまいます。」

上島さんの例を出して説明しているのが、
イメージしやすいところです。

土田さんは、あるエピソードをトークとして完成させる場合、
最初に自分が出た番組のオンエアを見て、フリ、途中の説明、
接続詞など、削れる言葉はないかチェックするそうです。

そうして3つぐらいの番組で、このチェックを繰り返して、
いつ振られても使えるエピソードとして話を固めます。

また、コンビで活動していた頃は、他の芸人さんのネタを
全部文字起こしして、ネタを分解して、笑いの構造を
研究していたこともあるとか。

やはり長く活躍している芸人さんは、しっかりした考えのもと、
努力して基礎となる下地を作っているものなんですね。

自分の番組を何度も繰り返し見ることでは、
明石家さんまさんが有名です。

よく、「自分好き」のネタとして扱われていますが、
さんまさんの頭の中では、土田さん同様、シミュレーションや
笑いの蒸留作業が行われているのかもしれません。

その自分をチェックする作業を繰り返しているからこそ、
お笑い怪獣として、長くトップでいられるのだと思います。

本書では、トーク術以外にも、交渉術、コミュニケーション術、
プレゼン術など芸人として培ってきた、土田さん独自の
ノウハウや考え方が披露されています。

プライベートで使える浮気がバレた時の切り抜け方から、
ビジネスでも使えるプレゼンで緊張しない方法まで
わかりやすく説明されています。

タレントさんの本としてはクオリティが高く、
タイトルの通り、「納得させる力」のある本だと思います。

この本から何を活かすか?

  「とりあえず知っている知識を持ちだして、
  そこから自分の得意な話にすり替える」

これが土田さんの「知っているように話す」鉄板テクニック。

例えば、まったく関心のない「美容」の話を振られても、
まずは自分の知っている知識で話を持ちだします。

そこから「肌」の話題、次に「家電」へと自分の得意な分野へ
話をすり替えていきます。

ただし、出だしの話題で少しでも話せるように、
自分の関心のない分野についても、必要最低限のデータは
頭にインプットしておく必要があるようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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