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頭がいい人の「論理思考」の磨き方

頭がいい人の「論理思考」の磨き方頭がいい人の「論理思考」の磨き方
(2015/03/18)
渡辺 パコ

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kindle版 頭がいい人の「論理思考」の磨き方

満足度★★★★
付箋数:24

  「本書は2001年に刊行した『論理力を鍛えるトレーニングブック』と
  2002年に刊行した『<意思伝達編 >論理力を鍛えるトレーニングブック
  から核になる部分を抜粋し、一部、加筆・修正したものだ。
  再編集にあたって、15年以上前の原稿を再度じっくり読むことに
  なったが、解説やメッセージの面ではまったく修正する必要を
  感じなかった。一部の事例などは、時代に合わせて変更したが、
  変更箇所は多くない。論理思考という人間の知性の基本的な機能は、
  時代を超えて普遍的なのだ。」

本書はグロービス・マネジメント・スクール講師、
渡辺パコさんのベストセラー2冊を1冊にまとめたお得な本です。

第Ⅰ部では、論理思考ができるようにトレーニングを行い、
第Ⅱ部では、論理的に整理された思考を、明確に表現することを
中心にトレーニングを行います。

ビジネスで求められるのは、論理的なコミュニケーションですから、
この2つはセットで身に付けるべき能力だと思います。

論理思考で重要なのは、「イシューの特定」。

これを最初にやっておかないと、的外れな結論が出てしまい、
努力が実を結ばないことになります。

イシューは、「いま、考えるべきこと」であり、
通常は「▲▲は××なのか?」という疑問形で表します。

ところで、論理思考では、なぜ「問題」や「課題」という
日本語を使わずに、「イシュー」という言葉を使うのでしょうか?

  「日本語で使い慣れた言葉は、意味の外延がついていて、
  意味が不明確になりがちだからだ。」

渡辺さんは、日本語で表現した場合とイシューという言葉を
使った場合の違いを、次のような例を挙げて説明します。

  「いま議論している◯◯は新事業の実現可能性についてだ」

ここで「◯◯」の所に「問題」という日本語を入れると、
新事業の実現に「問題がある」というニュアンスが
出てきてしまいます。

実現できるかどうかを検討しているのに、あたかも新事業に
障害があるとか、その障害について検討するような
印象になってしまいます。

この「◯◯」の所を「イシュー」にすると、障害がある・ないの
ニュアンスは消え、実現できるかできないかを公平に考えることが
できるようになるのです。

とは言え、実際の思考の際には、イシューを最初から完全に
特定することは難しいので、その場合は無理をしてひとつに
絞り込むのではなく、一旦、仮のイシューを立てておきます。

その仮のイシューを元に、思考を深めながら、
中盤までに完全に特定することを目指します。

本書では、イシューと結論を押さえるためのトレーニングとして、
次のような演習問題が掲載されていました。

  【課題】
  あなたの親しい友人が「ビジネスの実力をつけるためにMBAを
  とろうと思っている」と話し、あなたのアドバイスを求めています。
  あなたはMBAについて「MBAは米国などの経営学修士で、欧米では
  MBAをとることが経営者へのパスポート」という程度のことは
  知っていますが、それ以上の詳しいことは知りません。
  そこでまずMBAについて友人に聞くことから始めて、どのように
  アドバイスしたらいいかを考えようと思っています。

  【設問】
  1. この場合のあなたのメインイシューは何か?
  2. メインイシューについて考えるための、サブイシューとしては
   どのようなことがあげられるか?

この本から何を活かすか?

本書ではバーチャル受講生の回答を元に解説するスタイルで
進みますが、先の演習問題の模範解答は次の通りです。

  【メインイシュー】
  MBAをとろうと思っている友人に対し、アドバイスすべき内容は何か?

  【サブイシュー】
  ・MBAとは、いったいどのようなものなのか?
  ・MBAをとることのメリットは何か?
  ・デメリットは何か?
  ・実際に取得可能なのか?
  ・ビジネスの実力をつけるために、ほかに方法はないのか?

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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