活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

PREV | PAGE-SELECT | NEXT


≫ EDIT

コンサルティングの極意

コンサルティングの極意: 論理や分析を超える「10の力」コンサルティングの極意: 論理や分析を超える「10の力」
(2015/03/06)
岸田 雅裕

商品詳細を見る

kindle版 コンサルティングの極意―論理や分析を超える「10の力」

満足度★★★★
付箋数:24

  「この本では、私がコンサルタントにとって必要だと思う、
  十種類の能力・資質について述べています。コンサルタントは
  クライアント(顧客)の抱える問題を発見し、クライアントとともに
  その解決策を考え、解決策の実行を支援していく役目を担っています。

  一般企業で働くビジネスパーソンも取引先や顧客はもちろんのこと、
  自分の上司や部下にとっての相談役=コンサルタントとなるべき
  局面があります。その意味で本書は、一般の事業会社で働く
  ビジネスパーソンの皆さんにとっても役立てていただける
  内容になっていると思います。」

著者はパルコを経てコンサルティング業界に入り、
現在はA.T. カーニーの日本代表を務める岸田雅裕さん。

当ブログでは過去に、岸田さんがブーズ・アンド・カンパニーに
在籍していた時に著した『マーケティングマインドのみがき方』を
紹介したことがあります。

岸田さんが本書で解説する、「コンサルタントに必要な10の力」
とは以下の通りです。

  「聞く力」、「献身力」、「先見力」、「突破力」、
  「巻き込み力」、「共創力」、「好奇心」、「歴史感」、
  「忘れる力」、「恋愛力」

これらの中から、私の気になった3つの力を紹介します。

まず「聞く力」について、ベースとなるのは語彙力であること。

  「年上の経営者や経営幹部と仕事のうえで少なくとも互角に
  わたりあうためには、彼らが使う語彙を理解しておくべきだし、
  自分でも使えるようにしておくべきです。四字熟語や故事成句が
  話に出てきたら、何のことをいっているのかすぐわかるようで
  ないといけない。」

ちなみに、語彙力をつける唯一の方法は読書です。

次に「先見力」の重要性について。

  「常に “次はどうなるのか”  “それはなぜなのか”
   “それが起きなかったらどうなるのか” と自問自答して、
  仮説を持っておくことが重要です。

  誰かに “これはどうなりますか?” と聞かれたら、
  すぐに “こんなふうになると思います。なぜなら、かくかく
  しかじかの理由があるからです” と答えられるようでなければ
  いけない。」

この先見力を磨く最適なトレーニングとして、
「競馬」が推奨されていたのは予想外でした。

最後は、これもコンサルタントの資質としては意外な「恋愛力」。

  「結局、コンサルタントの仕事はクライアントと恋愛を
  しているようなものだと思います。
  クライアントという自分が仕えたい人を見出したら、
  大事な恋人だと思って、病めるときも健やかなるときも
  一緒にやっていく。それに尽きます。

  こういうと夫婦のようですが、結婚のように相手を束縛する
  力はないので、やはり恋人というのがふさわしいでしょう。」

仕事とはいえ、クライアントとの相性の善し悪しもありますし、
恋愛のように濃い関係になりすぎて、それゆえに終わってしまう
こともあるようです。

全体的に岸田さんの語り口は淡々としていますが、
豊富な経験に裏打ちされた言葉には、説得力があります。

本書で語られているのは小手先の技術ではなく、
コンサルティングの根底の「人間力」をつくる部分です。

それゆえ、特にコンサルタントを志望していない方でも
参考にできるところが多い本だと思います。

この本から何を活かすか?

  「書くコミュニケーションにおいてコンサルタントが
  いつも使うのが、バーバラ・ミント著『考える技術・書く技術
  に書かれているピラミッド・プリンシパルという手法です。
  コンサルタントのバイブルのような存在ですから、
  知っている人も多いでしょう。」

この本は私も『考える技術・書く技術』は、名著だと思います。

1度読んだだけで簡単に、ピラミッド・プリンシパルを
身に付けることはできませんが、何度も自分の手も動かしながら
読み返すと、その効果が実感できる本です。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加

| ビジネス一般・ストーリー | 06:31 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://ikadoku.blog76.fc2.com/tb.php/2385-822c1a61

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT