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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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3分間コーチ

ひとりでも部下のいる人のための世界一シンプルなマネジメント術 3分間コーチ
ひとりでも部下のいる人のための世界一シンプルなマネジメント術 3分間コーチ
(2008/03/13)
伊藤 守 商品詳細を見る

満足度★★★★

「何かあったら声をかけてくれ」とか、「いつでも相談してくれ」
と言う割に、声を掛け難い雰囲気の上司ってけっこういます。

それに比べて、次のような会話ができる上司はどうでしょう?

-ある日の朝礼後の会話-

  上司 : 「鈴木」
  部下 : 「何ですか?」
  上司 : 「今日は早く帰れよ」
  部下 : 「はあ、なんでですか?」
  上司 : 「今日はお前の誕生日だろう」

これは、本書の“良いマネージャー”の事例として
紹介されていたものの一部ですが、いい感じが伝わってきますよね。

まさに、“不機嫌な職場”を解消するために、
変わる必要があるのは上司であるのが良くわかります。

本書で紹介される「3分間コーチ」の目的は、
双方向のコミュニケーションの場を作ること。

その名の通り、1回3分間で、マネージャーにも部下にも
負荷のかからない、手軽なコーチング手法です。

なぜ、たった3分で効果が期待できるのか?

それは、セルフトークがあるからです。

セルフトークとは、誰かに言われたり尋ねられたことが、
その場では反応できなくても、その後も頭の中に残って、
答えを探し続けたりする、自分の内側で続く会話のことです。

3分間コーチでは、1回の会話は3分間ですが、次の会話までの間に

  会話での気づき → セルフトークで熟考 → 選択 → 行動

という流れを作るように行われます。

本書の手法はシンプルですが、非常に強力な方法だと思います。

この本から何を活かすか?

以下、この「3分間コーチ」の手法を簡単にまとめてみます。

  【上司がやること】
   1.部下のために考える時間をとる(その人のために)
   2.部下と的を絞った短い会話の時間をとる(話すことが目的)

  【タイミング・場面・頻度】
   ・変化の前や事が起こる前、不測の事態が起こった時
   ・日常的なコミュニケーションとして何度も(回数は決めない)
   ・その場、その瞬間に躊躇せず声を掛ける

  【話す内容・テーマ】
   ・前回のレビュー、現状確認、次はどこへ向かうのか
   ・問題の解決方法はアドバイスせず、ブレストの相手になる
   ・部下が問題をどう扱うかをコーチする
   ・ビジョンや問題を共有する

  【期待できる効果】
   ・職場で円滑なコミュニケーションができるようになる
   ・自発性、協調性、責任感、目的意識などが高まる
   ・実行される仕事量が上がり、スピードもアップする

この本を上司に読んでもらうためのヒントは、
こちらの記事を参照してください。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.    

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